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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■フィンランド・レポート(1) → 日本発ビジュアル系文化

さきほどコミュニケーション論の授業を終えて、ようやくほっと一息です。今朝は機材のトラブルのため、「えーっ!ビデオを上映できないの?」と冷や汗をかきましたが、職員の方が4人がかりで対応してくだっている間、たまたまUSBメモリに入っていた一枚の写真を使って「フィンランドの若者文化」について話してみました。

ヘルシンキ滞在中に小さな日本食店にご案内いただいたのですが、店内の一角に置かれていた雑誌棚を見て仰天しました。なんと、ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)の雑誌が半分以上を占めていたのです。かつて私に「ゴスロリ」という語彙はなかったのですが、ゼミ生の卒業研究を通して、その世界を垣間見たばかりです。黒ずくめの人形のような衣装をまとった女の子たちのサブカルチャーですが、この日本発の文化を求めて、フィンランドの女の子たちが遠方から集まってくるというのですから驚きです。そういえば、街で黒ずくめの女の子を見かけましたが、まさか日本のゴスロリが起源だったなんて! 同行してくださった桂先生によると、「街角のコンビニで黒い女の子たち(フィンランド人)二人が流暢な日本語をしゃべってましたよ」とのこと。はあ…徹底してますね。(ちなみに、この写真は、私が撮ったものがうまく写っていなかったからと、翌日先生が撮り直してくださったものです。わざわざスミマセン…)

さて、コミュニケーション論の授業で、なぜゴスロリなのか? マンガやアニメやゲームが世界で広く受け入れられていることは知られていますが、さらにゴスロリが加わると、日本発ビジュアル系文化の発信力の強さを思わずにはいられません。

コミュニケーション論(厳密にはメッセージ論)では長い間、ことばが支配的であり、「下等なイメージ」は研究の対象として扱われることはほとんどありませんでした。しかしそれは優劣の問題ではなく、ただ単に、双方が対等であることを学術的に論じるという試みが十分になされてこなかったというだけのことです。ことばとイメージはそれぞれが適した文脈において強力なメッセージ性を発揮しうるという点で対等である、と学術的に理解することがこの授業の目的のひとつです。

…と、即興の小話にしてはつじつまがあってよかった~と思う頃には、機材の準備が整い、事なきを得ました。迅速なご対応どうもありがとうございました。
by tomac | 2007-09-26 13:04 | わくわくフィンランド | Comments(0)
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