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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■北極と南極

 mt_bacaさんから鋭いコメントをいただいたので(04年12月6日)、こちらに返信させていただきますね。

 齋藤氏と池谷氏の考え方は意外と近いのでは?

 というご指摘は、

 出発点と方向性が違うだけで同じ軌道上を移動していることには変わらないという意味で、おっしゃるとおりだと思います。

 私の言葉が足りなかったのですが、

 「メッセージの能力」と「メディアの能力」は、決して切り離された2つのカテゴリーではなく、明確な境界線のないグラデーション状のつらなりの極と極というイメージです。

 よく使うたとえは、地球の北極と南極なのですが、

 地球には便宜的に赤道があって、北半球と南半球に分けられています。でも、実際に境界線がひかれているわけではなく、海水も大気も地殻も、そして、人の流れも、流動的で自由です。

 「メッセージの能力」と「メディアの能力」も、これと同じだと考えています。

 ここで気をつけたいのは、北極と南極が実はつながっているということは、宇宙から地球を見てはじめてわかることで、全体像を客観視できなければ、自分の位置を見失ってしまうということです。

 齋藤氏も、様々な能力の関係性については意識していらっしゃると思いますが、

 全体の地図に相当するものがないので、「○○力」と彼が呼ぶ、たくさんの能力の相対的な位置づけが(私には)よくわからないのです。

 ですから、

 「メディアの能力」から出発することには、もちろん問題はないのですが、その先で、それがどうやって「メッセージの能力」につながるのか、という道筋が十分に描かれていないのではないか?という疑問が残ります。

 反復運動を繰り返しているうちに、自分でその道筋を見つける天才肌もいますが、

 その一方で、道に迷ったり、あるいは、自分が道に迷っていることにさえ気づかないまま終わってしまう、という人もいるのではないでしょうか?

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 なお、池谷氏は反復練習を否定しているわけではなく、記憶力をつかさどる「海馬」の専門家として、二極の連続性にも言及していますよ。

 ただ、個人的には、

 齋藤氏も池谷氏も、そうとう極端な例だと思います。(笑)

 普通は、どちらにせよ、あそこまで片方の極に偏らないのではないかなあ…?

 でも、
 
 そもそも東大にいける人って、それだけで極端ですよね…(笑)
by tomac | 2004-12-07 20:56 | コミュニケーション能力って
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