◆中学校現場を知る旧友から
かつて中学校の現場で働いていた旧友が、生々しい体験を語ってくれました。
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由香里ちゃんから贈っていただいたご本、ようやく読むことができ、お礼とともに、拙い感想と近況報告を、と思いメールしました。
読み終えた今、なぜか分からず泣いていました。それが何の涙なのか、いろいろ整理しながら…
私が教員として働いていた11年前、当時、私は「学びの共同体」という概念を知りませんでした。
今回、初めて由香里ちゃんの本からこの概念を知り、本当に目から鱗でしたよ!
こんな概念が、学校に浸透していたら、もっと教員間も温かく、自信を育てながら成長できたろうにな、と思います。
クラスの中の問題に対処するのは、結局担任。孤独な闘いでした。いつもビクビクしながら、その年、その年を過ごしていました。
特に、生徒指導困難な中学校ばかりを経験しましたから、本当に今思い出すと、体を張って夢中でやってきました。
毎日おこる様々な問題に、とにかく動くしかない。
本の中に度々出てくる、「しっとり」、「やわらかく」、「テンション低く」という言葉。
私は、クラスをまとめられないのは、自分の統率力のなさが原因だと、ずっと思っていました。
でも、違っていました!
自分の持ち味を生かして、こどもとこどもを「つなぐ」。それに徹すれば良かったのだと…
主役は子どもだったのに、なぜか人のクラスを羨んで、自分が表に出ようと、いや、出なければまとまらない、そんな思考でした…
つまずく筈ですね。納得。今にして…
ブレない、こんな想い(つなぐ)が若い教員時代から自分の胸にあったら、もっと違っていただろうな、とさえ思いました。
ずっと悩んできた、自分の教員としての力のなさへの答えが、ようやく確かに得られた思いです。
すっきりしました。
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今は、頼もしいご主人と優しい子どもたちに囲まれて、悩みつつも、幸せに暮らしています。
この本が、現場を離れた友人にも何かを語りかけることができて、私もすごくうれしいです。
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由香里ちゃんから贈っていただいたご本、ようやく読むことができ、お礼とともに、拙い感想と近況報告を、と思いメールしました。
読み終えた今、なぜか分からず泣いていました。それが何の涙なのか、いろいろ整理しながら…
私が教員として働いていた11年前、当時、私は「学びの共同体」という概念を知りませんでした。
今回、初めて由香里ちゃんの本からこの概念を知り、本当に目から鱗でしたよ!
こんな概念が、学校に浸透していたら、もっと教員間も温かく、自信を育てながら成長できたろうにな、と思います。
クラスの中の問題に対処するのは、結局担任。孤独な闘いでした。いつもビクビクしながら、その年、その年を過ごしていました。
特に、生徒指導困難な中学校ばかりを経験しましたから、本当に今思い出すと、体を張って夢中でやってきました。
毎日おこる様々な問題に、とにかく動くしかない。
本の中に度々出てくる、「しっとり」、「やわらかく」、「テンション低く」という言葉。
私は、クラスをまとめられないのは、自分の統率力のなさが原因だと、ずっと思っていました。
でも、違っていました!
自分の持ち味を生かして、こどもとこどもを「つなぐ」。それに徹すれば良かったのだと…
主役は子どもだったのに、なぜか人のクラスを羨んで、自分が表に出ようと、いや、出なければまとまらない、そんな思考でした…
つまずく筈ですね。納得。今にして…
ブレない、こんな想い(つなぐ)が若い教員時代から自分の胸にあったら、もっと違っていただろうな、とさえ思いました。
ずっと悩んできた、自分の教員としての力のなさへの答えが、ようやく確かに得られた思いです。
すっきりしました。
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今は、頼もしいご主人と優しい子どもたちに囲まれて、悩みつつも、幸せに暮らしています。
この本が、現場を離れた友人にも何かを語りかけることができて、私もすごくうれしいです。
by tomac
| 2013-08-20 15:25
| 『対話による学びへと続く道』