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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■教員免許の更新制

 今朝の朝日新聞の「三者三論」では、「教員免許の更新制」の話題が取り上げられていましたね。

 三者のうち、丹羽健夫氏は、もと河合塾理事ならでは視点で、免許更新制に賛成する理由を3点あげていましたが、とくに第3番目の理由が目にとまりました。

------(朝日新聞2004年10月22日)----

 三つ目の理由は、免許をもらうまでに教える資質が問われないことだ。
 資質とはずばり、生徒とのコミュニケーション能力だ。適性のある教師は、授業の準備段階でシナリオをつくり、どう伝えれば届くか言葉探しをする。授業中も、どこまでわかったか子どもに確かめながら話す。授業を見ると、素質の壁が、かなりの大きさで横たわっているのを感じる。
 しかし、教員免許は、この資質を問題にしていない。教職課程で単位をとれば、ほとんど自動的に免許をもらえる。教育実習はあるが、4週間ほどしかなく、受け入れる学校の態勢も充分ではない。
 大学の講義は、先生の卵のお手本になるのだから、面白くなければならないのにつまらない。昔の師範学校と違って多くの教授が小中高で教えた経験がないのも致命的だ。
 そもそも大学入試からしてペーパーテストが主であり、教える実技試験などない。
 免許をとった人が、必ず教師になるわけではないし、採用試験も倍率は高い。だが、大事な子どもを教育する人間が、このように安直に製造されていてよいのだろうか。

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 今朝、朝ごはんを食べながら新聞を読んでいたときは、「ふむふむ」と思ったけれど、いま改めて読み返してみると、自分が大学生のときに抱いた問題意識と同じことだわ、と気づきました(笑)。

 思えば、教員養成学部を卒業しながら、採用試験を受けなかったのは、ささやかな抵抗だったのかもしれません。

 といっても、今は免許更新制の是非そのものにはあまり興味はなく、他の二者が論じているように、「更新制と一緒に提案されている教員の専門職大学院の構想」に注目しています。

 この構想がどんなふうに具体化されるのかは想像できないけれど、いつか自分もそういう場で何か貢献ができるように、目の前の研究にとりくんでいこう、と決意を新たにしています。
by tomac | 2004-10-22 21:22 | コミュニケーション能力って
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