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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■対話デザイン2008 → 新しい試み(その1)

大教室の講義科目で、「対話デザイン」(受講生・支援学生・講師の三者による建設的かつ継続的な対話)ということを始めて、今年で5年目になりますが、本年度から科目名が「コミュニケーション論」から「コミュニケーションと能力」という名称に変更され、この授業スタイルの独自性を前面に出せるようになりました。たまたま『「議論」のデザイン』の刊行が重なったこともあり、今年は例年以上に気合いを入れて(笑)、いくつかの新しい試みを導入しています。

昨日は、今朝の授業に備えるために、ゼミのメンバーたちには休日返上で集まってもらい、私が何をめざしているのかを伝えるとともに、メンバー一人ひとりの思いに耳を傾け、最終的には、とにかくみんなで取り込もう!という合意形成に至りました。こういうふうに、最初の段階でメンバーたちの気持ちを盛り上げるということは、これまであまり意識してこなかった(というより、そこまで余裕がなかった)のですが、今回実践してみて、その重要さを改めて実感しています。

■対話デザイン2008 → 新しい試み(その1)_b0046050_2010437.gifそれから、簡易ユニフォームを初めて取り入れてみました。授業中に、メンバーたちが全員このユニフォームを着用することにより、受講生から見て、この人たちは同じ学生だけれど、自分たちとは違う「支援学生」(いわばスタッフ)なんだ、というメッセージを視覚的にとらえてくれたと思います。例年は、この理解を得るまでに相当の時間がかかるので、なんとかして最初の授業で、三者の立場を明確にしたかったのです。

それから、無地のウィンドブレーカーをはおっているだけでも、メンバーたちが一体感を味わえるようなシンボリックな効果もあったのではないかと思います。こういう雰囲気づくりって本当に大切ですよね。今までは対話のシステムを回していくのに精一杯で、そこまでの配慮ができませんでしたが、私の中にも少しずつ余裕が生まれてきている、ということなのかもしれません。


実は、このユニフォームのアイデアは学期直前にひらめたのですが、今日(第1回)の授業に間に合わせるために、事務の方にご無理をお願いしました。おかげさまで、いいスタートを切ることができました。どうもありがとうございました。
by tomac | 2008-09-24 20:25 | 牧野ゼミ(対話デザイン)
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