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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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2006年 01月 20日 ( 1 )

■対話デザイン・プロジェクト(2005)→受講生の声(その5)

そもそも対話デザイン・プロジェクトの目的は、大学の講義科目において、がんばった人ががんばった分だけ報われる評価システムの追究にありました。

●最初はとても不安で、レポートを書ける自信もありませんでした。しかし、フィードバックで自分のレポートが紹介された時、うれしさと自信を得ることができました。レポートを書くことによって文章力もつくと感じ、すべての講義に出席しました。頑張った分だけ評価されるのがうれしくて、自分なりに精一杯頑張ることができました。他の授業では、出なくても最後の授業だけ出て、ノートは誰かにもらってとりあえず単位を取るという友達がとても多いです。私も休んだノートを借りることがありますが、貸す機会の方が多く、授業に出なくても単位を取る友達に不満を感じたり、うらやましく思うこともありました。この講義は一人で受けました。友達のいない不安もありましたが、すべての授業に出席し、レポートを出すことで、達成感と自信を得ることができました。

今回はさらに「自己との対話」という新たな成果が得られましたが、私も参加者の一人だったと気づきました。

●先生自身が毎回反省しているのに何より驚いた。大学の先生や政治家などは自分の意見に固執して他人の意見に耳を傾けないイメージばかりだったが、牧野先生みたいな先生ならついていく気持ちになりました。このように、先生、ゼミ生、生徒がうまいこと意見を回すことができて、お互いが反省し、学ぶことができるのは、みな充実感を持つことができるとてもよいことだと思うし、自分の糧になったと思います。

とはいえ、課題は山積みです。とくにシステムや教材は改善の余地が大いにありそうです。

●大学に入り、授業に出ていなくてもノートや資料さえ集めれば毎回授業に出ていた人と評価に差が出ないシステムに対し不満を抱いていたので、先生の「小レポート」方式は本当にありがたかったです。内容については難しかったけれど、ゼミ生による解説をもりこんでくれたので分かりやすくなったと思います。ただ、レポートのために30分というのは残念でした。レポートを20分くらいにしたら、もう少し深い解説が聞けたのではないかと感じました。

●ゼミ生のフィードバック、先生の講義、ゼミ生の命題、の時間に分かれているが、何とかして先生の講義の時間を増やしてほしいと思った。ゼミ生を間に入れた授業スタイルはいいものだと思うが、90分という時間をそれぞれに分けると少なくなってしまう。特に命題に対して答えるのは講義内でしか受けつけないというのもわかるが、もっと講義をうけたいので別の時間でしてほしい。

●大学では、家なり学校なりで空いている時間を使って自分から学ばないといけないとは理解しているが、テキストも使用しておらず、コミュニケーションという解釈の仕方が多岐に広がる分野で、どのように学んでいけばいいのか判断しかねるので、自己学習を行う際に良いテキストや、良い方法などを教えてほしかったです。

●自宅でなかなか復習することができなかったことが悔しい。命題にはいつも真剣に取り組んだつもりだ。難しいことも知識を得て自分で考えていかなければいけないと思うようになった。講義に関しては資料プリントも分かりやすく、とても丁寧に説明されていたので、すごく聞きやすかったです。ただ、抽象的な内容なので、もっと時間数が欲しいと感じました。理解を深めたい人のために参考となるものの紹介や課題などがあってもいいかもしれないと感じます。

●私たちの視点で、授業を理解しやすくしてくれているはずのゼミ生が、より分かりづらくしていることも数回ありました。ゼミ生にとっても難しい内容を私たちにプレゼンするということは、自分たちもよく分からないまま、私たちに伝えているということで、分かっているはずがそうでなかったのかと混乱してしまいました。私にも、ただ出てるだけの時があったという落ち度はありますが、ゼミ生のプレゼンに波がなければ、よりよい講義になるように思います。

ゼミ生に命題をお願いしたのは、自分たちの命題のほうがフィードバックのやりがいも大きいだろうと考えたからでした。水面下では、ゼミ生の命題が講義内容から逸脱しないようにかなりの時間と労力を費やしましたが、その結果、講義の準備がおろそかになるという本末転倒な点があったことを否めません。いま冷静に振り返ると、自分の失敗のせいでゼミ生を不当に傷つけてしまった昨年度のトラウマが、時間配分の偏りに起因していたのかもしれません…。建設的なご意見ありがとうございました。次回の参考にさせていただきます。
by tomac | 2006-01-20 19:18 | 牧野ゼミ(対話デザイン)
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