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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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2007年 11月 29日 ( 1 )

■対話デザイン2007 → 良心的な価値

この時期になると、授業展開はいよいよクライマックスを迎えます。ちょうどこのタイミングで、【学生による授業評価アンケート】が実施されるので、毎年それがひとつの起爆剤になっています。

過去3回の経験をふまえて、今回は講義内容と対話のつくり方を抜本的に見直したせいか、例年に比べると、「むずかしい!」という類のクレームはほとんどありませんでした。それでも中にはレポートの記述方法や採点方法に関して、「だ、か、ら、それはもう最初にくどいほど説明したでしょう??」と言いたくなるようなコメントもありますが… (>_<)

一方、より深刻な問題として、不正をする人、つまり、自分は出席せずに友だちに代筆させている人に対するクレームが含まれていました。

(不正とはいかないまでも、非常にまじめで真剣な受講生たちが約150人いる一方で、講義はまったく聴かずにレポートだけを出しにくる受講生がいつも10人~20人います。毎年のことです。)

ちょうど授業では、「倫理と対話」というテーマを取り上げているのですが、良心的な価値の問題は、社会的な(マクロな)視点から考えるだけでなく、こういう身近な(ミクロな)視点から考えることも大事なことだと思います。

それで、最初の頃は私もあれこれ悩んだのですが、受講生の多くはもっと大人で、「そういう人は、ただむなしいことをしているだけだから、そこまで真剣になる必要はないと思う」という意見が寄せられるのです。これも毎年のことです。

ただ、今回はクレームというよりは告発に近いニュアンスで、「ある人が、むりやり代筆させられて困っている。なんとかしてあげてほしい」という内容です。

「いやなら断ればいいじゃない。それで関係が終わるなら、そんな人と付き合う必要はないでしょう」というのは簡単ですが、現実にはそうはいきませんよね。とくに現代の若者は人間関係における衝突や摩擦を極端におそれる傾向があるといわれています。もちろん個人差があるでしょうが、彼ら彼女らにとっては、授業のことよりも、友だちのことのほうがずっと切実な問題なのですから…。

とにかく、この場合、少なくとも次の3つの立場があると思います。

不正をしている人(自分は出席せずに友だちにレポートを書かせて点をかせぐ)

代筆をしている人(本当は嫌でも、断れず、自分と友だちの分のレポートを書く)

不正行為を知る人(当事者ではないけれど、そういう人がいることを知っている)

うーむ…

みなさんがもし私の立場(教師)だったら、どのように対応されますか?

by tomac | 2007-11-29 08:03 | 牧野ゼミ(対話デザイン)
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