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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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2008年 02月 07日 ( 1 )

■節分のトラウマ

記憶というのは面白いもので、幼いときの出来事でも、強烈な印象を残したものは鮮明な映像としてイメージを描くことができますね。節分になると、幼稚園の教室で繰り広げられた豆まきゲームを思い出します。といっても、それがゲームだとわかったのはあとからのことで、最初は普通の豆まきだと思いこんで夢中になって豆をひろったのでした。

カップが豆でいっぱいになった頃、先生が突然ひろった豆をバケツに戻すように言いました。「え? せっかく一生懸命ひろったのに、なぜ?」と不可解な気持ちでいっぱいでした。あのとき、どうしてそうしたのか、はっきりと思い出せないのですが、たぶん…ささやかな抵抗だったのだろうと思います。豆をすべてバケツに戻すことができず、私のカップには三分の一くらいの豆が残っていました。

すると、先生がもう一度はじめから豆をひろうように言いました。自分のカップにまだ豆が残っていると言い出せないまま、夢中になって豆をひろうみんなにつられて、私も豆をひろいました。最後に、先生が園児たちのカップを見て、誰が一番豆をひろえたかを比べました。そのときようやく「あ、そういうことだったのか」と気づいたのですが、もはや何も言えませんでした。私のカップを見て先生が「ゆかちゃんが一番ね!」というと、みんなが一斉に拍手しました。

豆の量を競うゲームだったとは最後までわかりませんでした。最初のラウンドが練習で次が本番だったとは知らなかったのです。そうとわかっていて「ずる」をしたわけではないけれど、結果的には、不正をして一番になったことには変わりありません。「実をいうと、私のカップには最初のラウンドの豆が三分の一くらい残っていたのです」とは最後まで言い出せなかったのですから。

この苦々しい体験を記憶から消しさることはできませんが、少なくとも、「こんなことをして一番になっても何もうれしくないのだ」ということを学びました。

by tomac | 2008-02-07 12:51 | コミュニケーション能力って
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