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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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2008年 02月 15日 ( 1 )

■院生のふりかえり

コミュニケーション能力とメディア」という大学院の授業では、学期の終わりに「自己評価とふりかえり」のレポートを課します。院生の多くは授業の内容に関する学術的な論述を展開します。それはそれで刺激的ですが、今回ご紹介したいのは一味違うレポートです。なんといいますか、自分自身と向き合う素朴な姿勢が、逆に新鮮だと感じました。

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 今回のレポートのタイトルは自己評価と振り返りである。まず授業を受ける中での自分を振り返り、そのあと自己評価をしたいと思う。

 まず振り返りであるが、この授業を受ける前、私は不安だった。その理由は2つあった。「あの授業はものすごく為になるけど難しすぎて知恵熱が出る」という今まで授業を受けてこられた先輩たちの「面白いけど難しい授業だよ」という感想を聞いていたことと、7月に行われた教育メディア研究会の発表で聞いた牧野先生の発表が全く(申し訳ありません)分からなかったからである。この発表を聞いたあとM1のみんなが「牧野先生はやっぱりすごいなぁ」「おもしろかったよね」という感想で盛り上がる中、心の中で「何かすごいけど何の話だったんだ?」と全く理解できていないことにとても焦ったからである。
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これは偏見かもしれませんが、会話の中にユーモアを交え、しかも相手(ここでは講師の私)を持ち上げるところなんかが、うまいなあ、と素直に感心させられます。関西人ならでは、のセンスですよね?

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 緊張しつつ始まった授業であったが、半期の授業を振り返ると研究を考える上で非常に考えさせられることの多い授業だった。例えば、人を納得させるにはきちんと筋の通った話をする必要があること、具体的な資料を提示することの重要性、筋の通った主張をするには議論の十字のような枠があると考えやすいということ、しかしそのような枠をきちんと埋めて人を納得させることの難しさ、論文には書ききれない書き手の思いがたくさんあること、などである。他にも書きれないが、これらのことは今後研究を進めて論文を書くにあたって常に意識していないといけないことだと思う。特に私は自分の修論構想などを考える時、自分の思いだけで突っ走ってしまうことが多い。この授業を通して人に納得してもらえるように考えて話すことを常に意識するようになった。また、論文を読む時に批判的に見ることと、人の意見に対してじっくり考える癖もついた。同じ研究室の人の意見を聞くことは参考になったのはもちろんだが、違う研究室の人の話を聞く機会も多く興味深かった。

 半期間の自己評価であるが、他の人の発表に関してもっと積極的にコメントを返すことができたのではないかという点、課題を作成する上でのタイムマネジメントが反省点である。一方、授業を通して学んだことを他の機会に活かそうとしたことや、最終的に論文を読む時や研究を考える上での基本的な考え方に取り込めた点が評価できる点としてあげられる。

 半期間という短い時間ではあったが、今後も学んだことを活かして勉強を続けていきたいと思う。
-----(※レポートの公開については、ご本人の承諾を得ています)


研究ということの基本は大学生の「卒業研究」だけでは十分に身につかないのかもしれません(もちろん個人差はあると思いますが)。大学院で、もう一度基本をやり直すとしても、それはそれでかまわないと思っています。

学び上手な人は吸収力があるけれど、学び下手な人は聞く耳を持たない、と感じることがよくあるので…。

by tomac | 2008-02-15 11:26 | 大学院でめざすこと
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