コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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カテゴリ:やわらかい議論ワークショップ( 57 )

◆朗報です

b0046050_12311588.gif文部科学省から次期学習指導要領(答申素案)が公表されました。とくに高校の教育課程が大きく改革されるようです。これまでも20世紀の国民教育から21世紀の市民性教育への転換について発信を続けてきましたが、いよいよ市民性教育が学校現場でも実践される時代になりますね!(^▽^)

b0046050_18491226.gifちょうど同じ日に教員免許状更新講習【十字モデルで「やわらかい議論」をデザインする】の場でこの話をしました。ワークショップを体験された先生方が「同僚を巻き込んで広めたい」と言ってくださり何よりの励ましです。懐かしい先生とも再会して、何かが始まりそうな予感です。(^-^)

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by tomac | 2015-08-08 11:00 | やわらかい議論ワークショップ

◆セミナーに参加された方々の声を映像にまとめました。

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◆YouTubeの映像はこちらからどうぞ◆

みなさん誠実に語ってくださったおかげで、十字モデルに初めて触れる人がどのような感想を抱くのかを率直に表現していただけたと思います。一人ひとりの表情が生き生きと美しく、絵になるなあと思いながら映像編集を楽しませていただきました。(~_~)
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by tomac | 2012-09-10 17:01 | やわらかい議論ワークショップ

◆建築士の対話

大阪府建築士会の方が「やわらかい議論ワークショップ」に関心を寄せてくださいました。いただいたメールと牧野の返信を一部紹介いたします。(メールの引用についてはご本人の許可をいただいています。)

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関西大学総合情報学部 牧野由香里さま

私は、◇◇◇と申します。初めてメールいたします。大阪で建築物の構造設計を業務としています。私は、大阪府建築士会に所属しています。その中の青年分科会で、建築士の能力向上あるいは地域への貢献を目的に、各種のイベントを企画しています。

本日は、牧野先生がご提案されている十字モデルによる「やわらかい議論ワークショップ」について質問したく、メールしております。何故か?について申し上げます。

私ども建築士の仕事は、建物の設計図面を作ることです。図面は一人で作るわけではありません。家を建てたいというクライアントとの打ち合わせ、少しでもコストが下がらないかという施工業者との打ち合わせ。他者あるいは自分との対話の結果を図面に反映させながら、図面を作ります。実際のところ、我々は話をまとめてナンボという側面があります。

しかしながら、その話からどれだけ生産性を引き出せるかは、個々人の資質や参加者どうしの関係性によるところが大きいのです。ややもすれば議論が拡散してしまい、事後的に立場が上の人間の意見が吟味なく採用されてしまう、あるいは同じ話を何度もする、といった情けない事も起こります。対話の成果が目に見えない。上位者への配慮あるいは無責任から活発な議論がなされない。これは誰にとっても不幸なことです。

偶然、十字モデルについての動画を見ました。面白いと思いました。十字モデルによる議論の可視化に着目すれば、生産性の高い打ち合わせができないか、あるいは、とりとめない対話の事後整理に役立つのではないか?そのように期待しています。牧野先生のHPで、やわらかい議論のワークショップのことを知り、大阪府建築士会で主催したいと考えています。(中略)

・対話の進化を可視化する知識構築の十字モデル
・「議論」のデザイン メッセージとメディアをつなぐカリキュラム(ひつじ書房)

を拝読しました。他に有用な書籍や資料などありましたら、お教えいただけると幸いです。長々と失礼致しました。

◇◇建築構造設計 ◇◇◇
大阪府建築士会 青年分科会


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◇◇建築構造設計
◇◇さま

はじめまして、牧野です。ご丁寧なメールを頂戴し、ありがとうございます。『「議論」のデザイン』のような厚苦しい本(笑)までお読みくださったようで、恐縮しております。

私は建築についてはもちろん素人ですが、十字モデルを「設計図」にたとえることがよくあるので、畑違いのようで、意外と共通点があるかもしれません(?) ・・・余談ですが、兄は機械設計事務所を営んでおります。

現在、制作中の本や企画中の教材はあるのですが、残念ながら、現時点では公表に至っておりません。ただ、このワークショップをご体験いただければ、それが一番、と自分では思っております。

(以下省略)

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先月、高知県立大学看護学部にお招きいただいたときも、最初は大丈夫かな?と不安でしたが、実際にやってみると、想像以上に看護学教育との親和性は高かったので(◆関連記事はこちら◆)、やっぱり、インターネットで検索してこのサイトを見つけて声をかけてくださるということは、それなりの理由とご判断があってのことなのですよね。ですから、そこは先方を信頼して、自分にできることを精いっぱいさせていただけばいいのかなと思うようになりました。

よくよく考えてみると、そういえば、関西大学教育開発支援センターのスタッフがこのワークショップを他の授業に導入するという試み(◆関連記事はこちら◆)で、最初に実践の場を提供してくださったのは、建築学科の先生のゼミでした。当然それは人間関係があってのことなのですが。

そのとき、「対話による知識構築のプロセスを十字モデルで構造化するという工学的な発想はたぶん建築との親和性が高いと思いますよ」というような話をしたことがありました。ひょっとすると、今回の試みを通して、大学生の学びプロの実践のつながりが見えてくるのかもしれません(?)

大阪府建築士会(青年分科会)では本格的に企画を進めてくださるそうですので、今後の展開も随時ご報告していきますね。

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by tomac | 2012-03-23 15:15 | やわらかい議論ワークショップ

医療の分野で

来週は高知県立大学看護学部のFD活動にお招きいただいています。FD(ファカルティ・デベロップメント)とは大学の先生たちが教育方法などを検討する活動のことですが、学校現場の先生を対象とした教員免許状講習の大学版という言い方もできるのかな。2010年の関西大学FDフォーラムをきっかけにして、昨年は神戸学院大学と関西FD連絡協議会、そして今回の高知県立大学と、少しずつですが、日頃の研究成果をご紹介できる機会が増えてきました。学期中は自分の授業に専念して、ひと段落したら、それをほかの先生と共有する、という機会が与えられるのはありがたいことですね。FD活動は医療関係がもっとも進んでいると聞きました。もちろん緊張しますが、熱心な先生方と一緒に活動できるのが楽しみです。時間も長めにとってくださっているので、じっくり学び合うときにできれば、と思っています。
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by tomac | 2012-02-11 20:33 | やわらかい議論ワークショップ

◆広がる十字ワーク

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◆医療の分野で◆
明石の神戸学院大学(総合リハビリテーション学部)にお招きいただきました。節分にちなむワークを取り入れてみましたが、知的な対話に発展して面白かったです。とくにFD担当の先生が丁寧な事前準備をしてくださったので、とてもやりやすく、あっという間の90分間でした。

◆臨床心理学で◆
臨床心理学の専門家からも、パワーあふれるご連絡をいただきましたよ。メールの一部をご紹介します。

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関西大学 
牧野由香里 先生

 はじめて連絡させていただきます。環太平洋大学の杉田と申します。

 土曜日に京都大学で行われたワークショップにて、牧野先生の十字モデルをご紹介いただき大変興味がわき、ホームページ等を拝見し連絡させていただきました。  私は現在学生達に、生徒指導進路指導等の教職科目を講義しているのですが、なかなか学生同士の対話から文章の組み立てが難しく悩んでおります。対話を重視しているのですが対話だけで終わってしまっています。このような現状を打開したく連絡させていただきました。

 牧野先生のワークショップに、ぜひ参加させていただき勉強したいのですが、 どこかで一般公開される機会はございませんか?できましたら、お教え願いたいです。

 年初のお忙しい時期に、申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。
 例年にない大雪です、くれぐれもご自愛くださいませ。

環太平洋大学 次世代教育学部
学級経営学科 杉田 郁代

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環太平洋大学
杉田郁代 先生

十字モデルにご関心をお寄せくださり、ありがとうございました。

杉田先生がどんな研究をされているのかな?と思い、環太平洋大学のホームページを拝見しました。 学校現場をフィールドに臨床心理学、教育心理学の応用研究に取り組んでいらっしゃるのですね。

まずは、最近書いた論文をお送りしますね。ワークショップの内容を詳しく述べた論文ですので、 ご参考にしていただけると思います。

牧野(~_~)

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関西大学
牧野先生

こんにちは、環太平洋大学の杉田です。
メールのご連絡と論文を送付していただき、ありがとうございました。

論文を拝見させていただき、2点感想を述べさせていただきます。
1.「やわらかい議論」にグループカウンセリング機能がある
2.心理的負担の軽減を視野に入れられ、「場」の安心感・安全感が確保された環境がある
結果、自己開示の促しと、コメントにより可視化され内省に導きやすい。

科研費で、現在協同学習の研究を行っており、大変参考になりました。 「すごいですね」。本当に勉強になりました。

インフルエンザが流行しております、くれぐれもお気をつけてくださいませ。
どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。

 杉田 郁代

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臨床心理の分野に十字ワークに応用できるとしたら、どんな可能性があるのか興味深いです。


◆身体表現で◆
関西大学に新設された人間健康学部にいらした身体表現の専門家(以前の同僚です☆)からもお声をかけていただきました。十字ワークが身体表現とブレンドされたら、どんな活動になるのか楽しみです。
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by tomac | 2011-02-10 23:07 | やわらかい議論ワークショップ

◆2010年のハイライト

2010年はいろんな壁にぶつかりながらも着実に前進できた年だったなとふりかえっています。その一つが、関西大学のFDフォーラムで、十字モデルの議論活動(やわらかい議論)を紹介する機会を与えていただいたことです。

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◆記事の詳細はこちらからどうぞ◆(十字ワークについてまとめた論文も審査を通ったので、近いうちにそちらも公開できると思います。)

そのほかにも、講演やワークショップにお招きいただく機会が増えた年でもありました。すべてはお声をかけてくださった方、協力してくださった方のお力添えがあってこそです。

2010年は本当に恵まれた1年でした。神さま、ありがとう。
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by tomac | 2010-12-25 14:19 | やわらかい議論ワークショップ

◆無期懲役か、死刑か、という判断を

裁判員裁判によって「耳かき店員ら殺害」の無期懲役判決が確定したばかりですが、今回「麻雀店経営者ら殺害」では裁判員裁判で初めての死刑判決が言い渡されました。

◆耳かき店員ら殺害に対する判決◆

◆麻雀店経営者ら殺害に対する判決◆

大阪地検特捜部の不正(◆こちら◆)が明るみになる一方で、市民が無期懲役か死刑かの判断をする。そんな気が遠くなるような目の前の現実と向き合うためには、これまでの道徳教育とは異なる、新しい倫理教育の必要性を痛感します。
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by tomac | 2010-11-16 12:10 | やわらかい議論ワークショップ

◆お声をかけていただきました

大学コンソーシアム京都では、2010年12月3日、第8回高大連携教育フォーラム「新しい時代に求められる能力をどう育成するか~高大接続テストの持つ意味~」が開催されます。微力ながら私も、午後の分科会【表現技法】にお招きいただきました。

「対話や表現をデザインするカリキュラム」

というテーマで、筒井洋一先生(京都精華大学教授)がコーディネートをしてくださっています。

◆詳細はこちらからどうぞ◆

定員を30名から50名に増員したところ、すでに50名に達したそうで、関心の高さがうかがえます。ご一緒させていただく先生方、参加者の方々から多くを吸収させていただけると、今からとても楽しみです。

そして、来年2月には、神戸学院大学のFD担当の先生から、

「大学生の論理的思考の育成」

について、講演のご依頼を頂戴しました。

学外の仕事は本来の責務に支障が出ないよう気をつけていますが、少しずつお声をかけていただく機会が増えたことは、たいへんありがたいことです。

一つひとつの機会を大切に、丁寧に取り組んで参りたいと思っております。
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by tomac | 2010-10-29 11:39 | やわらかい議論ワークショップ

◆市民講座で「市民」の話

b0046050_18132823.gif明日は高槻市の市民講座で「市民性教育」の話をさせていただきます。冒頭でサンデル教授の本を取り上げるつもりなのですが、哲学書としては異例のベストセラー(50万部)と話題になっただけあって、

いい本ですよ。

あとがきによると、サンデル教授の白熱教室は学生や大学院生にサポートされているそうです。対話デザインプロジェクトを引き合いに出すのはおこがましいかもしれないけれど、学生たちの「対話による学び」を支えたいと真剣に願う学生たちがいる、というのは同じだなと思いました。
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by tomac | 2010-10-15 18:26 | やわらかい議論ワークショップ

◆種をまく人、育てる人

ありがたいことに、近頃は十字ワーク(十字モデルのいろいろな活動を一言で表現してみました・笑)を学外でも紹介する機会が増えました。昨日も、8月末の「やわらかい議論」ワークショップの参加者がふたたび集い、お互いが手弁当で研究会を開催するという、新しい試みに挑戦しました。

前回のワークショップから約1か月半が経過していましたが、参加者の方々はその間それぞれの現場で十字ワークを活用する可能性をあれこれ考えてきてくださいました。それをみんなで共有し、お互いがさらに深め合うという学び合いの場となりました。

この研究会をコーディネートしてくださった田中典子先生(officePOSITIVE)にこの場を借りてお礼を申し上げます。◆HPはこちら◆

ただ、私のフィールド(現場)はあくまでも大学・大学院と学校現場であり、企業や福祉といった未知のフィールドには、「種」をお届けするのが精一杯です。その場にしっかり根をはるように「育てる」ことは、現場に精通している方々にお任せするのが一番だと考えています。

そして、十字ワークの表面の部分(仕掛けや道具)だけでなく、一つひとつの活動に込めた思い(理念や哲学)を理解し、共感してくださる人でなければ、安心してお任せできない、という「こだわり」も持ち続けていきたいです。

そういう信念みたいなものを共有して、ともに働く喜びを分かち合える人たちが与えられるようになったことは、とても恵まれているんだな、と感じる今日この頃です。
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by tomac | 2010-10-10 11:39 | やわらかい議論ワークショップ
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