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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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カテゴリ:牧野ゼミ(卒業研究)( 44 )

■牧野学級?

先日の卒業研究発表会の写真です。

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当日カメラを忘れてしまったので、メンバーにあとから送ってもらったのですが、

「牧野学級という感じで、なんだかほほえましい感じです笑」

と言われて、たしかに学級というほうが私らしい響きかな?と思いました(笑)
by tomac | 2009-02-10 18:10 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■卒業研究発表会をおえて

今年も牧野ゼミ(第4期生)の卒業研究発表会を無事終えることができました。

本年度のメンバーたちの取り組みをふりかえってみると、例年に比べて、研究テーマを定めるまでにかなりの時間を費やした人が多く、結局、論文も作品も、十分な時間をかけることができないまま、不本意な発表に甘んじたメンバーが多かったのではないでしょうか。

それはそれで貴重な学びの機会になるはずなので、その事実から目をそらしてテキトーにごまかすようなことだけは(本人が逃げ出さない限り)させないようにしています。なぜなら、どんな結果であれ、自分の取り組みときちんと向き合えるように導くことが指導する者の責任だと考えるからです。

双方にとって心理的にしんどいプロセスを避けて通れないので、本音をいってしまえば、私のほうこそ逃げ出したいですよ。けれども、そこはやっぱり2年間一緒にやってきた同志たちなので、信頼関係に支えられて最終的には何とか乗り越えることができるものです。

また、たとえ本人にとっては不本意な結果に終わったとしても、後輩たちがその姿から学ぶべきものはあるはずなのです。

その意味で、今年の発表会は、先輩が素晴らしい作品を披露して後輩を刺激する、というよりは、先輩たちの苦悩から卒業研究の難しさを知るというのがメインテーマになったような気がしますね。

私が見ている限り、後輩たちは実に誠実に先輩たちから学び取っていたと感じました。

それから、総合情報学部に新しく就任された松下光範先生が特別ゲストとしてご参加くださいました。なんと!『「議論」のデザイン メッセージとメディアをつなぐカリキュラム』をお読みくださったうえで、ゼミのスタイルにご関心を寄せてくださったそうなのです。

うれしいですね。

かといって、今さらどうにもできないので(笑)牧野ゼミの強みも弱みも隠さずにありのままをご覧いただいたと思いますが、ご専門の見地からメンバーたちに向けて貴重なご批評をくださいました。

さすがは、長年企業で研究開発に従事されていらした方ですね。ゆっくりお話しするのは初めてでしたが、企業の職業現場でどういう能力が求められているかをよくご存知なだけでなく、研究や教育に対する意識の高さが、少しお話ししただけで伝わってきました。お忙しい中、長時間のご参加どうもありがとうございました。
by tomac | 2009-02-02 12:01 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■自由な絆と学び

今年も卒業研究発表会を無事に終えることができました。一昨年、私が病気をして授業もろくにできなかったときの被害をもろに受けた学年なので、途中心配した時期もありましたが、卒研発表会に参加した後輩たち(3回生、2回生)から「とても勉強になりました」という感謝のことばが寄せられるほど、有意義な一日となりました。(早退した人、どこかに行っていて写真に入れなかった人、ごめんなさい!)
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ゼミの担任者としての私は、研究の過程や成果に対しては非常に厳しいと思いますが、その一方で、ゼミの組織はとてもゆるいのが特徴だと思います。私が何かを強制するということはほとんどなく、常に自分の意思で判断し行動することを求めます。その代わり、本人がどのような選択をしても、それをそのまま受け入れます。

このように権力や規律による縛りのない空間で、人と人の絆はどのように育ち、また変化していくのか、そして、それがメンバー一人ひとりの学び全体の学びにどのような影響をもたらすのかにたいへん興味があるからです。

ちょうど4月から加わる新メンバーが第5期生になりますが、回を重ねるごとに思うのは、絆の強さが学びの成果にそのまま比例するのではないだろうか?という仮説です。ただし、「絆の強さ」といっても、「自由意思によって生まれる絆」は、権力や規律といった「制度的な圧力によってつくられる絆」とは違うので、注意が必要です。まだ十分に語れるほどには見えていないのですが、とにかく、この日の終わりにメンバーたちにこう伝えました。

それが何なのかを私に見せてください。そうすれば、それが形になったとき、『これだ!』ってわかると思うから。

その後メンバーたちはみんなでアフター(ボーリング+飲み会)に行きました。過去にも、夜の親睦会を計画しましたが、誰も強制しない環境では、ドタキャンが続出して計画倒れに終わってしまいました。それはそれでいいと思って見てきましたが、今回は3年目にして初めてアフターが実現しました。私は一日の疲れを翌日に残したくなかったので遠慮しましたが(笑)、どうやら楽しいときを過ごしたようですね。
by tomac | 2008-02-02 15:20 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■続・卒研指導 (ハイライト) → ノンフィクションのドラマ

b0046050_1141938.gif卒研発表会では、あの「ルーズリーフの十字」の彼が!素敵なオチを用意してくれていました。そのときの様子を映像クリップでご覧いただけます。

●こちら● (すぐにFlashビデオが再生されます)

彼の就職先は、人事の方がわざわざご挨拶に来てくださるような社員思いの会社です(私のほうから丁寧にお断りしましたが)。新しい環境で新しい仕事を覚えるときはくれぐれもすべてを抱え込まないようにね。

思えば、昨年度も、論文ではビリでゴールした(?)メンバーがマルチメディア作品で逆転して、ゼミ史に残る宝ものを残していってくれました(→こちら)。

卒研指導は、学生と教員の距離が近いぶんだけ苦労も多いけれど、このドラマ性がたまらなくおもしろくて、やめられませんっ(笑)。

誰にでも思い当たる経験があると思いますが、学びの場には大なり小なり「ドラマ」がつきものです。そのストーリーを学び手とともに創造していくことこそが、「学びをデザインする」ということのダイナミズムであり、いかにしてそれを成しうるのかという問いは、残りの研究者人生をかけて追究していきたい大切なテーマの一つです。
by tomac | 2007-02-16 11:55 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■続・卒研指導 (その5) → 夢は広がる

b0046050_19313784.gif2年間もつき合うと、ゼミのみんなは私の批評が厳しいことはすでに承知しているので、ある程度のダメだしには耐えられるようになっている…と信じていますから、一人ひとりにはいろいろ言いましたが(笑)、第2期生の卒業研究の総評として、次のようなコメントをしました。

●卒業論文の水準は、全体として、去年よりもはるかに向上しました。

第1期生のときは、すべてがゼロからのスタートだったので、メンバーたちと一緒に試行錯誤した段階でしたが、第2期生は、先輩たちの成果を「たたき台」として、いいところは盗み、足りないところは反面教師とできたことが、この成果につなかったのだと思います。

●マルチメディア作品の仕上がりとプレゼンには、個人差が見られました。

第1期生は、どんなにつたない内容であれ少なくとも全員がステージに立ちました。一方、第2期生の中には、諸般の事情により、自分の研究成果について口頭発表することなしに卒業研究を終えたメンバーたちがいました。といっても、たぶんそれが自然なことなのだろう…とそのまま受け入れました。

●パワーポイントとWebの強みを兼ね備えているのが Flash なのです。

第2期生にはまた後輩たちが息を飲む素晴らしい作品を披露してくれたメンバーたちがいました。時間的制約により、残念ながらFlashを使いこなすまでには至りませんでしたが、パワポやWebでもできることがこんなにあると教えてくれました。ただし、それぞれ一長一短があり、Flashこそ双方の長所をあわせもつ優れたツールであると改めて実感しました。

時間の管理がうまくできなかったのは、ひとえに私の病気のせいなので、メンバーたちの非ではありません。が、少なくともこの経験から学ぶことにより、次年度以降の課題が明確になりました。

Flashは決して容易に習得できるソフトではないけれど、表現の可能性を無限に感じるほど奥の深いメディアです。このソフトが今後も成長し続ければ、市民にとっての身近な表現ツールになることはそう遠い未来ではないような気がします。

b0046050_19321748.gifゼミのメンバーたちがFlash作品の制作に取り組むかたわらで、私も挑戦してみたいのは、Flashによる教材づくりです。たとえば、【論理のしくみ図】や【よくある論理の弱点】ならばPDFファイルの解説でもある程度は伝わるとしても、【議論の十字】に込められた「化学反応」という概念は、抽象的すぎて、平面的なスライドではなかなか表現できません。アニメーションで動的に説明できればよりわかりやすくなるのはもちろんのこと、できることなら、ActionScriptを駆使して、ユーザが操作しながら理論的概念を構築していけるような教材をつくってみたいです。今はまだ技術が追いつかない状態ですが(汗)、イメージはすでに描けているので、ぼちぼちやってみるかあ…と思っています。

*このシリーズ、このあとまだ続きます。しつこいですが(笑)、次回が最終回ですので、どうぞお付き合いを…
by tomac | 2007-02-12 19:39 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■続・卒研指導 (その4) → 関大ワインのコルクは簡単に抜けました。

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ゆかいで頼もしいゼミのメンバーたちです。 おつかれさま!

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(なぜか、いたのに写ってない人たち・・・ごめんねえ!)

by tomac | 2007-01-31 18:39 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■続・卒研指導 (その3) → まきのゼミ 卒業研究発表会 2006

本年度の4回生による卒業研究のタイトルです。論文はどれも興味深いものばかりでしたが、それぞれの論文がマルチメディア化されるとどうなるのかさらに楽しみで心底わくわくします。

-----
・組織内のリーダーに求められる資質

・大阪と東京における笑いとコミュニケーションの違い

・少年漫画『ONE PIECE』における登場キャラクターの特性

・ソーシャルネットワーキングサービスにおけるコミュニケーションの問題点

・サッカー日本代表をW杯優勝に導く監督の理想像

・セルフ・ハンディキャッピングの懐疑性

・情報通信技術におけるサイバー犯罪とセキュリティの対話

・ミニバンの流行と若者のコミュニケーションとの関係性について

・ネクタイの色で見る就職活動の満足度の促進効果

・「関西人」のイメージ

・ロリータ・ファッションのコスプレ性

・(?)

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実は、12名のうちの一人とは、もう一年以上も会っていません。間接的なコンタクトはとってきましたが、しつこく問い詰めることも控えてきました。私には、時間が解決してくれるのを待つことしかできません。

もし本人がもしこれを見ていたら、聞いてほしい。可能性は無限にあります。どんな選択をしても支援します。でも、最初の一歩を踏み出すことは、あなたにしかできない。そうでなければ、何も変わらないのだから…
by tomac | 2007-01-28 22:09 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■続・卒研指導 (その2) → 偶然の出来事

今日は遅くなるから…と生協の売店におにぎりとサンドイッチとカロリーメイトを買いに行ったら、ばったりゼミの4回生と会いました。

あれ? 試験?

いえ、あの、マルチメディア作品を…

あ、そうか!」 (C棟で作業するためにわざわざ姫路から高槻まで来たんだ…)

今月初めに会ったときは、Flash(アニメーション制作ツール)にしりごみしていて、「パワーポイントでもいいですか…?」と申し訳なさそうにしていたメンバーです。

もちろんそれでもいいのですが、せっかく関西人と関東人の違いを描写する状況を設定してアンケートをとったのだから、映像を使えばいいのになあ、とひそかに思っていたのでした。

彼女は映像ブログ2005のとき、最終的な作品のブログ公開こそ断念しましたが、それは素晴らしく、せつない作品を仕上げていたのです。

こんなにがんばったのに、私だけしか見られないなんて、もったいないね

先生に見てもらえればそれでいいんです。つくることに意味があったから

あのときはそう言って作品が人目に触れることはありませんでしたが、あれだけの技術と粘りがあれば、今からでも十分スライドに貼る映像クリップをつくれるはず。

ここで会ったのも何かの縁だろうし、できなくてもいいから、とにかくやってみたら?

…はぃ…

なんとも頼りない声で店を出た彼女ですが、難関のフライトアテンダントの内定を獲得したのに、高ぶらず、とびぬけて恵まれた容姿からは想像できないほど内気な性格の持ち主です。(ちまたでは、「スッチー」というみたいね?)

帰りがけに、売店前のベンチに腰掛けて一服しているところに再び出くわしました。何かを考え込みながら、ゆっくりと煙草をふかす姿があんまり絵になっていたので、カメラがあったらシャッターを切りたい、と思ったほどでした。

卒業研究発表会では、どんな作品を見せてもらえるのか、楽しみですね~
by tomac | 2007-01-26 21:12 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■続・卒研指導 (その1) → そんなぁ…

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120周年記念に教職員には『関西大学120年のあゆみ』という立派な冊子とともにスクールロゴ入りのワインが配られました!

たいへんありがたいことです。…が、
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コルクが硬くて、どうしてもぬけませんっ




仕方ないので、人よりのするところに持っていって、あけてもらうことにします。
by tomac | 2007-01-25 19:40 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■卒業研究の指導 (おまけ) → 不思議なこと

紫の十字架」について、fD3さんがこんなコメントをくださいました。

-----Commented by fD3 at 2007-01-22 22:33-----
 人間って神経のバランスが崩れたり、体調が悪い時は、紫の色を好む傾向があるようです。
 癒しの色の紫と、牧野さんの心の中にある神様の象徴の十字架を欲したのは、体の中でSOSを発信していた時期だったのかもしれませんね。
 この十字架の秘めたる力で、今しかできなかった結果を導いてくださったんだと思います。
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うーむ。 「紫は関大のスクールカラーだ~♪」と、ノンキなことを思っておりましたが(笑)、そういう生理的な現象だったのでしょうかねえ…

しかし、私はもともと紫が(ワインレッド系がとくに)好きなので、天然アンバランスということになりますか(ひぃ~)。まあ、研究を生業とする道楽者なんて、多かれ少なかれそういう側面があるでしょうが…(笑)

それはさておき、ネックレスはしょせんネックレスですから、十字架といっても、ただの石ころです。最近、輝きもくすんできたし。

癒してくれたのは、石ではなくて、人でした。

そして、いつも遠くばかりを見ていた私に、そう気づかせてくれたのが、神さまだったのです。

そういえば、かつて一番近くにいてくれた人に、(私といると)「不思議なことがよく起こる」と言われたことがあります。でも、不思議なことって、誰にでも起こるはずだと思うんです。それに目を向ければ向けるほど不思議が増える、というだけのことではないのかなあ、と思ったりするのですが。
by tomac | 2007-01-23 09:20 | 牧野ゼミ(卒業研究)
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