コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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カテゴリ:自己紹介です( 1 )

■今さらですが、自己紹介など

ゼミのメンバーたちと雑談しているときに、「そもそも、なぜこういうことをしようと思われたんですか?」とたずねられて、「そういえば、この話を誰かにするのは久しぶりだなあ」と思いつつ、語り始めました。

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私がみんなと同じ大学生の頃は、なんていうか… コンプレックスのかたまりだったんだよね。自分の考えを言葉にする、ということは小さいときから自然にできたけど、それで褒められるということはなくて、逆に、相手を追いつめてしまうことのほうが多かった。

それでも大学生になると、ディスカッションの機会が増えて、そういう場面では、じっと黙っている人たちを見ては「なぜ何も言わないんだろう?」と冷ややかに見つめる自分もいたりして。だから、劣等感と優越感が共存しているような、そんなアンバランスな青年期を送っていたわけ(笑)。

あるとき、友だちがこんなことを聞かせてくれてね。

「そりゃあ、意見は言いたいよ。でも、自分の考えを整理しているうちに次の話題にどんどん進んでしまって、結局いつも、何も言い出せないまま終わってしまうんだよね。」

「えぇっ! そうだったの?」って、もう目からウロコが落ちるどころの騒ぎじゃなくてさ(笑)。ものの見方が180度変わった。

私は教育学部だったから、当時はいわゆる教授法のような科目をたくさんとっていたんだけど、小学校体育の教科教育法で、すばらしい先生の授業を体験してね。最初の授業で、その先生がこうおっしゃったの。

「ぼくは体操の選手でしたから、小さいときから、鉄棒も跳び箱も、運動は何でも自然にできました。けれども…」

と、目の前に敷かれたマットの上にいきなり寝転がって、こう両腕を頭の上に伸ばして、マットの端から端までコロコロと転がって、そして起き上がって、こう言ったの。

「世の中には、こういう動作さえも、むずかしいと感じる子どもたちがいるのです。」

この先生の授業では、主に「さかあがりの補助法」を学んだんだけど、クラスの中に一度もできたことのない子がいてね。私たちはこう背中を合わせて下から押し上げるんだけど、そうやって補助の仕方を学ぶうちに、できるようになったんだよ、その子が。一度もさかあがりができなかった子が、大学生になって、初めて!

本人はもちろんうれしかったと思うけど、補助をした私たちも、すごくうれしかった。

この体験と、さっきの友だちの話が、ガチッとリンクしてね。

「ああ、これが自分の生きる道だ!」

って思ったんだよね(笑)。
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最初にそれを話すべきですよー! その人の人間性に触れて初めて、もっと知りたい!と思うものじゃないですか。」と言われて、なるほど、その通りだな、と納得してしまいました。

物語のメッセージがいかに効果的であるかという話なら、そのメカニズムを専門的に解説することもできるけれど(いつも講義しているけれど)、自分自身の内面的な、本質的な部分を、とくに初対面の人にいきなり話すのは、なかなか簡単なことではないですよね。でも、それで壁を取り払うことができるのであれば、躊躇している場合ではありません。これからは…

初対面の人にこそ、積極的にこの話をしよう!

と思い直しました。

その後の道のりについては「歩み」のページでくわしく語っています。(■こちらからどうぞ■
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by tomac | 2008-07-31 16:02 | 自己紹介です
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