コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

tomag.exblog.jp ブログトップ

<   2007年 02月 ( 8 )   > この月の画像一覧

■新・映像ブログ?(2) → 意外な展開に驚いているのは、この私です。

以前から話題にのぼっていた映像ブログの論文はただいま校正の最終段階なので、今度こそ本当に、電子ジャーナルとしてご覧いただけると思います。

そのときようやく、映像ブログの研究成果がいかに、ゼミのメンバー一人ひとりと、それから、r3dpin3さんやmt_bacaさんたちの貢献によって成り立っていたのかをご理解いただけると思うのです。

これまで機会もなく、通りいっぺんのお礼しかできていなかったr3dpin3さんに、こういう形で感謝の気持ちをお伝えできただけでも、今回の展開には十分意義がありました。

病気をして在外を辞退して以来、ちょっとやそっとのことでは動じなくなったのは大きな収穫ですが(笑)、おかげさまで人並みには、とりあえず待つ、ということができるようになったかな…

天命ならば自ずと道は開かれるのだから、思うようにならないこともそのままうけとめるべし。

考えてみれば、今頃はフィンランドにいるはずだった私ですが、「ああ、予定どおりフィンランドに行ってたら…」と悲観したことはまだ一度もありません。それよりも、「ああ、いま日本にいてよかった…」と思うことばかりです。

そう思えるのはきっと、フィンランドが完全に逃げてしまったのではなく、最高のタイミングで私を待ってくれている、という根拠のない確信(笑)があるからでしょうね。

人生万事、塞翁が馬」は昔から好きな漢文ですが、ひょっとすると、フィンランドとは長いつきあいになるかもしれないな…
[PR]
by tomac | 2007-02-27 19:59 | eラーニングあれこれ

■新・映像ブログ?(1) → r3dpin3さんの上司の方へ

はじめまして、関西大学(総合情報学部)の牧野由香里と申します。突然の身勝手な提案に耳を傾けてくださり、ありがとうございました。すでにr3dpin3さんからご説明があったと思いますが、私からも若干補足させてください。

映像ブログ・プロジェクト2005のときのように、大学のゼミ活動の範疇であれば私一人でもできることはあるのですが、今後この活動を国内外の市民社会に拡張していくことを考えると、自前の環境ではやはり限界があり、システムの開発と運用において専門家の力がどうしても必要になります。具体的には次の3点についてご支援いただきたいと願っております。

・システム開発に伴う人件費
・開発したシステムの運用コスト
・打ち合わせや研究発表に伴う出張費

(私自身はもちろん手弁当で結構です)

ただ、仮に映像ブログのシステムが出来上がったとしても、それが商品化につながるのかどうかの判断は難しいです。率直に申し上げて、商品化には向かないのかもしれません。なぜなら、システムを活用するうえで特定のノウハウが求められる可能性が高く、そのための支援体制を整えない限り、誰にでも簡単に扱える商品にはならないと思うからです。

むしろ非営利目的で、社会に貢献する形でそのシステムを活用できれば、一定の広告効果は期待できるのではないか?と考えております。その意味でならば、具体的な構想がございます。

ご関心を寄せていただけるようであれば、さらに詳しい内容をご説明させていただきたく存じます。なにとぞ、ご検討よろしくお願い申し上げます。

なお、r3dpin3さんは映像ブログ・プロジェクトの始まりの段階から相談にのってくださった方で、プロジェクト期間中もまるで自分のことのように真剣に考えてくださいました。今後の展開にむけてシステム開発の共同研究に取り組むことは自然な成り行きのように思えます。実は、ブログを介した交流だけでまだ直接お会いしたことはございませんが、少なくとも映像ブログ2005においては最後の最後まで丁寧に誠実に対応してくださった経験から、その責任感を信頼しております。


(*以下は関連記事です)

-----Commented by まきの at 2007-02-08 20:49-----
初日はなんとか乗り切れました~(汗) にわかユーザの私と違い、他の受講生の人たちはみんなバリバリのFlashユーザみたいで、最初はかなり気後れしたものの、プログラミングの経験が多少は役立ち、かろうじて落ちこぼれずにすみました。講師の先生の丁寧でわかりやすいご説明にも助けられました。

おかげで昨夜より気持ちがずっと楽になったせいか、どっと疲れが出てきました…。今日は早めに休んで、明日に備えます。受講料+出張費は、公費で来させていただいているのですから、ちゃんと学んで帰らないと…

-----Commented by r3dpin3 at 2007-02-12 20:57-----
えーと、ご無沙汰しております。
東京のActionScript講習お疲れ様でした。
映像ブログのほうも着々とすすんでいるようですね、
どんな感じになるのか楽しみです。

-----Commented by まきの at 2007-02-13 17:34-----
r3dpin3さん、お久しぶりです~!

ActionScriptは、慣れない者にとっては高いハードルでしたが、2日間の講習をおえるころには、すっかり忘れていたプログラミングの面白さを思い出したような感覚でしたよ(笑)。

映像ブログについては、外堀を埋めているわりには、肝心の中身がまだ固まっていないのです・・・。

そういえば、映像ブログ2005の準備段階のとき、r3dpin3さんにフラッシュビデオを薦めていただきましたが、たしかにフラッシュビデオを使うことのメリットはたくさんあるな~と今さらながら納得しています。

一方で、このexciteの動画サービスも、簡単にブログに貼り付けられるボタンが登場して(びっくり!)、なんだかとても使いやすそうですね??

とはいえ、メンバーたちの作品を蓄積していくという意味では、やみくもに動画サービスに投稿するより、Webコンテンツに埋め込んでいくほうがいいのかな~?

などと堂々巡りの最中なのです(笑)。まあ、最終的には、とにかく試しにやってみることしかないのだろうと・・・

-----Commented by r3dpin3 at 2007-02-13 21:47-----
FlashはWebとの親和性が高いので、
Web上での動画フォーマットとしては最適だと思います。
さらに編集や、エフェクト作業にも自由度があるので、
腕の覚えのある学生にも好評なのではないかとも思います。
ぼくも、 Flashを使ってみたいと思うのですが、
結構値段もするうえに、現在Webベンチャー企業に籍を
おいているのでなかなか時間がとれません。
映像ブログの新フェーズまでにはついてこれるように、
勉強しておかないとだめですね。がんばります。

最近はコメントがつけられる動画サービスが増えてきましたが、
映像ブログプロジェクトでは、つけられたコメントや、
ポストされたビデオにたいして、そのアンサーもビデオで
表現して、それらの構造を可視化できたら、
いいなぁと妄想なんかをしていました。

-----Commented by まきの(1) at 2007-02-14 19:15-----
いえ、映像ブログはあくまで映像編集が課題で、通常は3年次の春学期に実施します(秋が対話デザインです)。

一方、Flashは4年次に位置づけていますが、まず論文を仕上げるのが先なので、なかなかFlashまで手が回らないのが実情です。このあたりをどう解決するかが次年度以降の課題なのですが…

と、話が横道にそれましたが、ということで、映像ブログにご参加いただくために、とりたてて勉強していただく必要はまったくございませんので、ご心配なさらずに…。前回のように批評者としてコメントしていただけるだけで十分ありがたいです。ぜひよろしくお願いします。

-----Commented by まきの(2) at 2007-02-14 19:15-----
ところで、ビデオの投稿に対するビデオの返信や、議論構造の可視化などは、それぞれすでに存在する機能のようですが、それらを統合したシステムは、そういえば(少なくとも私の知る範囲では)まだないですねえ。

たぶん、それぞれのシステムが異なる目的で開発されたからだろうと思いますが、たしかに映像ブログの場合、その目的から考えると、これらの機能を統合する意味がありますね。

実は、あれこれと堂々巡りをしているのは、理想的なプラットフォームがないから、ともいえるのですが、できることなら、「自分たちでつくってしまいたいー!」というのが本音です(笑)。

-----Commented by まきの(3) at 2007-02-14 19:15-----
先日も、とある研究会で提案してみましたが、結局「お金」がないとなにもできないのが現実のようで、あきらめかけていました。

r3dpin3さんが籍をおかれているという、そのWebベンチャー企業は、研究開発のスポンサーなどもしているのでしょうか?

こちらにあるのは、わりと大きめな構想と、小さな実績だけなので、はたして利害関係が一致するかどうかはわかりませんが、3月にもう一度東京に行く機会があるので、必要であれば、詳しくご説明いたします。

-----Commented by r3dpin3 at 2007-02-19 15:53-----
>結局「お金」がないとなにもできないのが現実のようで、

うーん、厳しいですね。

研究開発のスポンサーの話は聞いたことがありません。
ターゲットユーザーも企業だし、メールが主体なので、
映像ブログに対して、興味を持つかどうか、
僕には判断がつきません。

まだ、入社したてのペーペーなので、
正直誰に相談していいのかもわからず、
力不足で申し訳ありません・・・

-----Commented by まきの at 2007-02-20 17:38-----
そうですか… 力不足だなんて、とんでもないです。ありがとうございました。

たぶん、そもそもそういうシステムは必要ないのか、あるいは、「時」ではないのでしょう。

ベンチャーと聞くと、つい小規模な組織を想像してしまいますが、誰に相談していいのかわからないほど、大きな組織なのですね。「ペーペー」のお立場はご苦労も多いと思いますが、お仕事がんばってください。

-----Commented by r3dpin3 at 2007-02-24 00:29-----
直属の上司に、このサイトを紹介しつつ、簡単な説明をしました。

お役に立てるかどうかは、わかりませんが、
進展がありましたら、ご報告します。

>そもそもそういうシステムは必要ないのか、あるいは、「時」ではないのでしょう。

問題が「時」のほうにあるのでしたら、
是が非でも、進めなければならないですね。
[PR]
by tomac | 2007-02-24 21:01 | eラーニングあれこれ

■時の経つのは…

b0046050_18574389.gifb0046050_18575285.gifずーっと気になっていたトップページの写真をようやく差し替えました(→こちら)。5年以上も前の写真をいつまでも公開しているのは、いくらなんでも無理がありますよね(汗)。見映えはともかく、これが現実なので、よしとします(笑)。

左の写真は2001年に撮影したもので、右が最近のものですが、6年そこそこでこんなに変わるものなのね…(うる)
[PR]
by tomac | 2007-02-22 19:05 | 日々の出来事

■近頃のお気に入り (その1) → CD

b0046050_17561627.gifちょっと重たいシリーズが続いたので、軽いシリーズに挑戦してみます。オリコン史上初のクラッシック第1位とかで話題のCDですが、ヒットのきっかけは昨年末の紅白歌合戦だそうです。私は最初に聞いたとき涙がとまりませんでした。シングルの3曲を車の中で延々とかけてますが、まだ飽きません。これだけ聴くと、カラオケでも歌えそう。
[PR]
by tomac | 2007-02-20 18:08 | 日々の出来事

■続・卒研指導 (ハイライト) → ノンフィクションのドラマ

b0046050_1141938.gif卒研発表会では、あの「ルーズリーフの十字」の彼が!素敵なオチを用意してくれていました。そのときの様子を映像クリップでご覧いただけます。

●こちら● (すぐにFlashビデオが再生されます)

彼の就職先は、人事の方がわざわざご挨拶に来てくださるような社員思いの会社です(私のほうから丁寧にお断りしましたが)。新しい環境で新しい仕事を覚えるときはくれぐれもすべてを抱え込まないようにね。

思えば、昨年度も、論文ではビリでゴールした(?)メンバーがマルチメディア作品で逆転して、ゼミ史に残る宝ものを残していってくれました(→こちら)。

卒研指導は、学生と教員の距離が近いぶんだけ苦労も多いけれど、このドラマ性がたまらなくおもしろくて、やめられませんっ(笑)。

誰にでも思い当たる経験があると思いますが、学びの場には大なり小なり「ドラマ」がつきものです。そのストーリーを学び手とともに創造していくことこそが、「学びをデザインする」ということのダイナミズムであり、いかにしてそれを成しうるのかという問いは、残りの研究者人生をかけて追究していきたい大切なテーマの一つです。
[PR]
by tomac | 2007-02-16 11:55 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■続・卒研指導 (その5) → 夢は広がる

b0046050_19313784.gif2年間もつき合うと、ゼミのみんなは私の批評が厳しいことはすでに承知しているので、ある程度のダメだしには耐えられるようになっている…と信じていますから、一人ひとりにはいろいろ言いましたが(笑)、第2期生の卒業研究の総評として、次のようなコメントをしました。

●卒業論文の水準は、全体として、去年よりもはるかに向上しました。

第1期生のときは、すべてがゼロからのスタートだったので、メンバーたちと一緒に試行錯誤した段階でしたが、第2期生は、先輩たちの成果を「たたき台」として、いいところは盗み、足りないところは反面教師とできたことが、この成果につなかったのだと思います。

●マルチメディア作品の仕上がりとプレゼンには、個人差が見られました。

第1期生は、どんなにつたない内容であれ少なくとも全員がステージに立ちました。一方、第2期生の中には、諸般の事情により、自分の研究成果について口頭発表することなしに卒業研究を終えたメンバーたちがいました。といっても、たぶんそれが自然なことなのだろう…とそのまま受け入れました。

●パワーポイントとWebの強みを兼ね備えているのが Flash なのです。

第2期生にはまた後輩たちが息を飲む素晴らしい作品を披露してくれたメンバーたちがいました。時間的制約により、残念ながらFlashを使いこなすまでには至りませんでしたが、パワポやWebでもできることがこんなにあると教えてくれました。ただし、それぞれ一長一短があり、Flashこそ双方の長所をあわせもつ優れたツールであると改めて実感しました。

時間の管理がうまくできなかったのは、ひとえに私の病気のせいなので、メンバーたちの非ではありません。が、少なくともこの経験から学ぶことにより、次年度以降の課題が明確になりました。

Flashは決して容易に習得できるソフトではないけれど、表現の可能性を無限に感じるほど奥の深いメディアです。このソフトが今後も成長し続ければ、市民にとっての身近な表現ツールになることはそう遠い未来ではないような気がします。

b0046050_19321748.gifゼミのメンバーたちがFlash作品の制作に取り組むかたわらで、私も挑戦してみたいのは、Flashによる教材づくりです。たとえば、【論理のしくみ図】や【よくある論理の弱点】ならばPDFファイルの解説でもある程度は伝わるとしても、【議論の十字】に込められた「化学反応」という概念は、抽象的すぎて、平面的なスライドではなかなか表現できません。アニメーションで動的に説明できればよりわかりやすくなるのはもちろんのこと、できることなら、ActionScriptを駆使して、ユーザが操作しながら理論的概念を構築していけるような教材をつくってみたいです。今はまだ技術が追いつかない状態ですが(汗)、イメージはすでに描けているので、ぼちぼちやってみるかあ…と思っています。

*このシリーズ、このあとまだ続きます。しつこいですが(笑)、次回が最終回ですので、どうぞお付き合いを…
[PR]
by tomac | 2007-02-12 19:39 | 牧野ゼミ(卒業研究)

■プロフェッショナルな人々(3) → 超一流とは?

入試監督のノルマ(?)をおえて、ただいま東京です。昨年末のフラッシュ(アニメーション制作ツール)の入門講座に続く、中級講座を受講するためなのですが、なにやらプログラミングちっくな内容なので、今から腰が引けてます(涙)。曲がりなりにもSEをしていたのははるか十数年前ですから、授業についていけるか不安です…。

ホテルは会場まで徒歩20分ほどの東京ガーデンパレスにしました。JR御茶ノ水駅のすぐそばという、とても便利な立地なのにリーズナブル価格で、おすすめです。私学共済の会員なら、さらに特別価格です。

この東京ガーデンパレスが面している本郷通りを15分ほど歩くと東京大学のキャンパスです。はて、夕食はどうしようかなあ…と散歩がてら歩いていたら、東大赤門の一つ手前の交差点で、なんと! あのお方が横断歩道を渡っていらしたのです。

M先生?!

な、なんだ? なんでこんなところに…?!

驚かれるのは無理もありません。いつもお会いするのは、きまって学校の校長室なのですから。

学校改革「学びの共同体」に取り組む小中学校に招かれて、全国を飛び回っていらっしゃるご高名な教育学者ですが、私は主に大阪(高槻市)静岡(富士市)の二つの公立中学校にお世話になっていて、M先生が外部講師として招かれる公開授業研究会にはできるだけ参加するようにしています。

まさかこんなところでお会いできるなんて! …といっても、万に一つの望みがなかったわけではないのですが…

はは、いつも心に思ってると、そんなもんだよ…

うーん… 自分では権威主義ではないつもりなのですが、なんだかんだいって私もミーハーですよね(笑)。とにかく、これまでも不思議なご縁が重なったこともあり、幸運にも今では顔と名前を覚えていただいております。

M先生の何がすごいかって、学者としてはすでに頂点を極め、いくらでもあぐらをかける地位にいらっしゃるのに、その政治的な責務に加え、信じられない量の学校訪問を常にこなされているだけでなく、全国に点在する名も無い小さな学校の小さな教室の小さな子どもの隣に、そっと寄り添うことができる方だということです。

そういえば、東大の中原先生は、学生時代にM先生の眼力にハマったとおっしゃってましたから(笑)、学生たちも信頼を寄せているのでしょうね。

今日は顔色があまりすぐれず、いつもより早く帰宅される途中ということでしたから、お大事にしていただきたいです。「寝不足だよ!」と笑ってらっしゃいましたが…

思えば、昨年11月、久しぶりにお会いした恩師のN先生から、

もっと超一流の人に会わないとなあ…

という、とても難しい宿題をいただいていたのです。

超一流って、どんな人のことだろう??

と、そのときは思ったけれど、ひょっとすると、「頂点と末端の両方に立てる人」のことなのかもしれない? と思ったりしています。

教育学者には、鳥の目と蟻の目が必要だ」というのは、M先生の有名なお言葉です。
[PR]
by tomac | 2007-02-07 21:01 | 日々の出来事

■プロフェッショナルな人々(2) → 関大人材育成システム

関西大学は、ただいま入学試験の真最中です。普通は受験生の立場から入試を語るのでしょうが、大学の側から見た入試談義をしてみましょう。

私たち大学の教職員は、受験生の緊張感をそのまま受け取って、失敗は絶対ゆるされない、という張り詰めた空気の中で作業します。ですから、入試の監督業務はものすごく消耗する仕事なんです。はたからはそう見えないかもしれませんが、責任が自分の範疇ですむ研究発表のほうがずっと楽ですよ…(笑)

それでも、教職員がチームを組んで一体となって共同作業に取り組みますから、その日の朝はじめて会った人たちと、夕方にはある種の連帯感が生まれているものです。「よろしくお願いします」という社交辞令で始まった一日が、様々なハプニングを一緒に乗り越えて、一日の業務を終える頃には、「おつかれさまでした」というねぎらいのことばを自然と交わす仲になっています。

米作りづくりにたとえると、老若男女が総出になる田植えのようなイベントに近いのではないでしょうか…?

私にとってはこれが関大に来て5回目の入試ですが、いつもいつも驚かされるのが事務方のスタッフの優秀さです。膨大な数の受験生一人ひとりに丁寧に対応しうる洗練されたシステムが背後に動いていて、機械化されたシステムというよりは、人の組織によって構成されたシステムです。きびきびと動くプロフェッショナルな立ち振る舞いは何回見てもほれぼれしますね~

どうしてこんなに優秀な人たちが育つのかな~?と前々から不思議に思っていたのですが、だんだん輪郭が見えてきました。その要因には少なくとも次の3つの要素が含まれるのではないか?というのが私の推測です。

1.選び抜かれた人材の確保

2.学び続けるための職員研修制度

3.同窓生を中心とする家族的コミュニティ


まず、1.人材確保については、大学ならではの特権でしょうね。一般企業が優秀な学生の確保のためにどれだけ面接を重ねたところで、4年間そっと見守り続ける選抜システムには、やはりかなわないでしょうから…

次に、2.職員研修制度ですが、これについてはもっと詳しく知りたいと思っていますが、簡単にお話をうかがったところによると、基本的なマナーから始まる職員研修の体制が整っているそうです。新卒で採用された人たちが年数を重ねるごとに成長していく様子はとても興味深いですよ。

最後に、3.家族的コミュニティですが、職員の多くが関大の卒業生なので、いい意味での体育会系の雰囲気があって、昔ながらの徒弟的学びの環境が受け継がれているような気がします。さらに、慶応・早稲田といった外部の血もちゃんと混ざっているのは、おそらく歴史に裏づけられた知恵でしょうね。

もちろん、いかなる組織もそうであるように、中には「あれ?」と思う人がいないわけでは決してありませんが(笑)、そういう人でさえ、きっと、コミュニティの中では何かしら存在する意味があるんだろうな、と思います。いかがでしょうか。

いずれにせよ、研究の対象として、「関西大学の人材育成システムの仕組み」をきちんと記述したら、かなり面白い研究になるのではないかと思うのですが、たぶん企業秘密でゆるされないのでしょうね…(?)
[PR]
by tomac | 2007-02-05 13:11 | 日々の出来事
line

このブログのトップページは www.tomac.jp です。


by tomac
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31