コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■織田選手の報道につきまして

 もともとテレビをあまり見ないほうなので、引越しに向けて処分をして以来、テレビのない生活がすっかり定着していたところですが、実家に戻って久しぶりにテレビを見ていたら、織田選手の記者会見の様子が報道されていて驚きました。その後、注意して複数の番組を見比べましたが、報道の仕方やコメントの付け方が大きく異なり、なかなか出来事の全貌が描けない中、こちらの●asahi.com●の記事が一番参考になりました。

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 酒気帯びでバイクを運転したとされるフィギュアスケートの織田信成(20)=関大3年=が27日、大阪府吹田市の関大で記者会見し、飲酒して運転したことを認め、「多くの方に応援、支援されているのに、信頼を裏切る事件を起こしてしまった。申し訳ありません。二度とないよう、自分を戒め、日々努力してつぐないたい」と謝罪した。日本スケート連盟は本人から事情説明を求め、倫理委員会で処分を決める。織田は処分が出るまで自宅で謹慎し、8月に予定していたカナダでの練習は当面見合わせる。

 会見には関大の芝井敬司・副学長、アイススケート部顧問で学生センター所長の奥和義教授も同席。説明によると、織田は26日午後6時半ごろから、奥教授や大学職員ら3人とともに、大阪市のサウナに入り、焼き肉店で食事をし、ビールと焼酎を飲んだという。午後10時過ぎに大阪駅からJR京都線に乗車したが、南草津駅まで乗り過ごし、27日午前0時半ごろ、高槻駅に到着。駐輪場に止めてあったミニバイクで帰宅しようとしたところ、大阪府警の検問で摘発された。

 織田は「飲んでから時間もたって、酔いも覚めていたので、安易にバイクに乗ってしまった」と説明した。

 芝井副学長は「大学としての処分は、織田君が所属する文学部の教授会で検討する。今後の練習などについても、スケート連盟の処分をみながら対応したい」と話した。
----- 「織田信成 『努力してつぐなう』会見で飲酒運転謝罪」2007.7.27 -----


 私自身は高校を卒業してすぐ免許を取って以来、スクーターでも車でも、飲んだ後に乗ったことは一度もありません。が、もしも自分が、大阪北区で飲んで高槻駅で降りるつもりが居眠りして南草津駅まで乗り過ごしてしまっていたら、ようやく高槻駅にたどりついた頃には「もう飲んでからだいぶ時間もたっているし、酔いもすっかり覚めているよ」とたしかに思っただろうな、と感じました。大学関係者としてではなく、あくまでも高槻市に住む小市民としての率直な感想ですが。

 大学生を指導する立場の人間として思ったことは、考えてみれば当たり前のことなのですが、天下の織田信成選手も、いつも接している3回生たちと何ら変わらないんだなということでした。結局、本当に大切なことほど、失敗を通してしか学べないものですよ。

 ちなみに、今日だけは選挙の結果が気になるので、珍しくテレビにかじりつくことになりそうですが(笑)、無責任な評論家たちの言うことは聞き流します。
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by tomac | 2007-07-29 13:02 | 日々の出来事

■学校現場の改革 (これは「ホンモノ」と私は思う)

このところ映像表現の話題が続きましたが、言語表現(対話による学び)の研究をほったらかしているわけではありません(笑)。しいていえば、自分の授業という、こぢんまりしたフィールド(実践の場)を対象とする研究についてはある程度の区切りがついたので、現在は別のフィールドに関心が向いているのです。

それは小学校・中学校・高校を含む学校現場であり、日本全国で組織的に展開している大規模な学校改革システムです。

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 学校の危機が声高に叫ばれ、矢継ぎ早にトップダウンの改革が断行される中で、教師以外の人々にはあまり知られていない一つの風景から書き起こそう。2007年3月現在、「学びの共同体」づくりを標榜する学校改革に挑戦している学校は、小学校で約2000校、中学校で約1000校であり、公立学校の約1割に達している。
 この風景は「公立学校の危機」「生徒の学力低下」「教師の指導力低下」を叫ぶ安部首相の諮問機関である教育再生会議や文部科学省の中央教育審議会がマスメディアを動員して描き出している公立学校の風景とは著しく異なっている。この風景は、教育再生会議や中央教育審議会やマスメディアとは無縁のところで、公立学校の革命的変化が進行していることを示している。(p.93)

----- 佐藤学(2007) 学校再生の哲学―「学びの共同体」のヴィジョンと原理と活動システム 現代思想2007年4月号(p.93-105)青土社 -----


私の仕事(というより目標)は、現場の実践者として改革に参加することではなく、研究者の視点から、少し離れたところでそのプロセスを丁寧に記録し、体系的な解釈を試みつつ、理論構築に発展させていくことです。

ようやく2年半が経過したところで、研究の成果が形になるのはまだ先のことだろうなと思っていたら、意外と早く機会が与えられました。来週、大きな研究会で小さな研究報告を予定していますが、現在もなお進行中の試行錯誤のプロセスについて、失敗談を交えながら、話題提供に努めるつもりです…。
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by tomac | 2007-07-26 08:27 | プロジェクトいろいろ

■国語で映像表現を教える時代になりました!

昨日の日本教育メディア学会の研究会では、●D-Project●という活動に関するシンポジウムが行われ、学校現場における映像表現の教育実践と、その理念について聞かせていただきました。

最近では小学校の低学年から高学年まで映像表現が導入され、なんと!それが国語の中で実践されているというのです。いやはや、時代は変わりましたね~

こう見えても私は教育学部の国語科出身なのですが、かつてはコミュニケーション教育についてさえ大学では何一つ学べなかったのに、今や、小学校の教師はみな映像表現を指導しなければならないというプレッシャーにさらされているというのですから、驚きました…。

その流れをリードする先駆的な取り組みの報告がありましたが、とりわけ興味深かったのは、「映像と言語の往復」あるいは「感性と論理的思考の相乗効果」というキーワードです。

まさに、ゼミ活動を通して痛感していたことと同じです。もちろん、発達段階に応じて難易度・抽象度が高まるという学習内容の違いはありますが、初等教育から高等教育を貫く普遍性・系統性のようなものを直観しましたね。

ちなみに、私自身の発表についてですが、そうだなぁ… 50点くらいかな(笑)

事例として、3つの映像作品を紹介したのですが、いわば、語り的な映像表現」から「対話的な映像表現」に発展していった過程を段階的に示すことができたのはよかったと思います。ただし、毎度のことながら、議論の十字くんが高いハードルなのですよ…。彼にはお世話になってるから文句は言えないけど…(笑)

ふだん学生たちが十数回の授業を通して徐々に理解を深めていく概念を、たった数分で説明しようとすること自体に無理があるのです…(うる)

化学反応の原理について解説する理科の動画教材のようなものを作れたら、ずいぶん違うと思うんですけど… どなたか作っていただけませんか?(笑)
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by tomac | 2007-07-22 08:29 | 牧野ゼミ(表現活動)

■これが「映像クロス」です。

議論の十字を構成する7つの要素の一つひとつが映像クリップから成っています。
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残念ながら現段階では、著作権肖像権の問題がクリアできていないので、ネット公開はできないのですが、この週末(7月21日)に開催される日本教育メディア学会(研究会)にて報告するつもりです。

会場は関西大学(高槻キャンパス)です。●こちら●プログラムの詳細です。
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by tomac | 2007-07-18 14:59 | 牧野ゼミ(表現活動)

■みんな、ありがとう!

すでにお伝えしているように、まきのゼミでは、「映像制作を通して議論の十字を学ぶ」という課題に挑戦しました(→こちら)。授業を終えて、映像クロスの構想はメンバーたちの素晴らしい脚本編集のアイデアによって見事に形になりました。

ドラマでもなく、ドキュメンタリーでもない。まるでゲームのようなストーリーです。

さらなる飛躍をめざし、黒葛先生のご指導のもと、撮影現場を疑似体験しました。

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by tomac | 2007-07-13 17:41 | 牧野ゼミ(表現活動)

■写メールが届きました。

トチュウというのが、この子の名前だそうです。

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「次の日ケロリというキャラクターの仲間で、おたまじゃくしなのです(^_^)かえるになる途中って事かねぇ?」

「今度、おばちゃんに、次の日ケロリグッズ、プレゼントしてあげるね!楽しみにしててネ~(^o^)/」

ということなので、楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに、ずいぶんサイズが異なりますが、この子の名前はしずくです。

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by tomac | 2007-07-08 08:56 | 日々の出来事

■お気に入りの散歩道

自宅の近くを流れる芥川では、川沿いの土手が遊歩道になっています。川のすぐ横は一面に田んぼが広がり、この時期は田植えのあとの苗が青々としていますが、このあと季節の移り変わりとともに成長し、秋には見事な実りをもたらします。そんな一連のプロセスをじっくりと味わえる贅沢な散歩道です。

高槻に引越してきてすぐこの道が気に入って、時間があればテクテクと歩いたものですが、博士論文を書きはじめて以来、一分一秒を惜しむ生活が長く続いたので、3年ほどまったく運動しない時期が続きました。そのうえ、仕事上のストレスが幾重にも重なったのですから、病気にならないほうがおかしいですよね(笑)

同じ過ちを繰り返さないためにも、回復してからは毎朝の散歩を再開しました。たとえどんなに忙しくても、仕事の時間は削って歩く時間を確保するよう自分に言い聞かせています。仕事はもちろん大事ですし、失ったらまた抜け殻のようになってしまうだろうと思うけれど、人生にはやっぱり仕事よりも大事なことがあると思うから…

毎朝歩いていると常連さんたちと顔見知りになって、立ち話をすることもしばしばです。たわいもない世間話がほとんどですが、ときどき哲学的な人生観を聞かせてもらえたりして、楽しいひとときとなっています。残念ながら、すぐに引越しを控えているので(そんなに遠くには行かないけれど)、会えなくなるのはさみしいですね。

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by tomac | 2007-07-04 15:39 | 日々の出来事

■あれからちょうど一年です。

残りの講義を交代していただき、試験問題の作成もそこそこに、まるで逃げるようにして実家に帰りました。帰ったところで何かあてがあったわけではありませんが、仕事が続けられなくなった以上、「次に戻るのは荷物を引き払うとき」と覚悟しながら…

この先どうやって生きていけばいいのか…」と途方にくれる私を心配した兄が、お見合いの話!を進めてくれたのですが…この歳で…(-_-;)、人生最悪のときにするお見合いなんて、うまくいくはずがありません(笑)

今となっては笑い話ですが、あのときは真面目に「誰かに養ってもらわないと生きていけない」と思ったので、「それもいいか」などと思ったりしました。相手の方には本当に失礼な話ですが、とにかく、すべてに投げやりだったのです。

当然ながら、一年後の今を想像することはできませんでしたが、ふりかえってみると、健やかに仕事に打ち込める平穏な日常が戻ったというだけでなく、苦しみと悲しみと喜びと安らぎを経て、以前よりも心が豊かになったような気がします。

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by tomac | 2007-07-01 19:49 | 日々の出来事
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