コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■写真だけでも

時間の確保がままならず、フィンランド・レポートがなかなか進みません (>_<)

ネタは考えてあるのですが、仕事のほうが山積みで、とりあえず期日の差し迫ったものから一つひとつこなしている状況です (>_<)

とはいえ、あんまり時間が経過しては鮮度が落ちる?ので、ハイライトの写真だけを一足先に公開しました。  ●こちらです●

私なりにがんばって来ました、ということで (>_<)
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by tomac | 2007-09-30 16:38 | 日々の出来事

■フィンランド・レポート(1) → 日本発ビジュアル系文化

さきほどコミュニケーション論の授業を終えて、ようやくほっと一息です。今朝は機材のトラブルのため、「えーっ!ビデオを上映できないの?」と冷や汗をかきましたが、職員の方が4人がかりで対応してくだっている間、たまたまUSBメモリに入っていた一枚の写真を使って「フィンランドの若者文化」について話してみました。

b0046050_1210194.gifヘルシンキ滞在中に小さな日本食店にご案内いただいたのですが、店内の一角に置かれていた雑誌棚を見て仰天しました。なんと、ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)の雑誌が半分以上を占めていたのです。かつて私に「ゴスロリ」という語彙はなかったのですが、ゼミ生の卒業研究を通して、その世界を垣間見たばかりです。黒ずくめの人形のような衣装をまとった女の子たちのサブカルチャーですが、この日本発の文化を求めて、フィンランドの女の子たちが遠方から集まってくるというのですから驚きです。そういえば、街で黒ずくめの女の子を見かけましたが、まさか日本のゴスロリが起源だったなんて! 同行してくださった桂先生によると、「街角のコンビニで黒い女の子たち(フィンランド人)二人が流暢な日本語をしゃべってましたよ」とのこと。はあ…徹底してますね。(ちなみに、この写真は、私が撮ったものがうまく写っていなかったからと、翌日先生が撮り直してくださったものです。わざわざスミマセン…)

さて、コミュニケーション論の授業で、なぜゴスロリなのか? マンガやアニメやゲームが世界で広く受け入れられていることは知られていますが、さらにゴスロリが加わると、日本発ビジュアル系文化の発信力の強さを思わずにはいられません。

コミュニケーション論(厳密にはメッセージ論)では長い間、ことばが支配的であり、「下等なイメージ」は研究の対象として扱われることはほとんどありませんでした。しかしそれは優劣の問題ではなく、ただ単に、双方が対等であることを学術的に論じるという試みが十分になされてこなかったというだけのことです。ことばとイメージはそれぞれが適した文脈において強力なメッセージ性を発揮しうるという点で対等である、と学術的に理解することがこの授業の目的のひとつです。

…と、即興の小話にしてはつじつまがあってよかった~と思う頃には、機材の準備が整い、事なきを得ました。迅速なご対応どうもありがとうございました。
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by tomac | 2007-09-26 13:04 | わくわくフィンランド

■本日無事に帰国しました(スーツケースのタイヤが折れたけれど…)

日本ではまだ30度を超える残暑が続いていることは聞いていましたが、暑さというのはやはり身体にこたえますね… (+_+)

フィンランドではずっとコートを着用していたのですが(室内はブラウス一枚でOK)、あちらのほうが、体力的には、はるかに過ごしやすかったです。最初の数日は時差ぼけが多少残ったものの、期間中は、仕事はきっちり、あとはゆったり、と過ごせたので、はからずも夏の疲れを癒す休養となったのかもしれません。今回はとくに、仕事の収穫も大きかったけれど、それ以上に、人との触れ合いがしみじみと心に響いてくるような、いい旅ができて、ずいぶんひさしぶりのような気がしますが、国外出張を心から楽しめましたよ。

すでに秋学期は始まっているので、のんびりもしていられませんが、フィンランド出張の報告もぼちぼち進めていきたいと思っています。

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by tomac | 2007-09-23 20:30 | わくわくフィンランド

almost ready to go home

My presentation went fine. It was not perfect, but at least, I enjoyed the dialogue with the audience after that. I received the kind of commnets I would not usually hear from normal Japanese audiences. So it was a nice experience. I will tell you more about it later. My friend took several pictures of me. I will show you some of them as well. Today my partners and I will have discussions for future projects. Tomorrow I will leave Finland for Japan. I´m almost ready to go home and start the new semester! I´m sure that my students will be excited to think what the possibilities are in terms of the collaborations between Finland and Japan.
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by tomac | 2007-09-21 15:27 | わくわくフィンランド

Some additional information

Now I´m done with the first day of the conference. The press conference went fine. At least, I was able to say what I had to say to the press people so that the readers would know more about this working-life oriented learning environment. Also I think my little speech at the ceremony of book publication was OK. Tomorrow I will be making the presentation I have been preparing for. After that, I´m sure I will feel much better. By the way, I was invited to Lapland, which is the north part of Finland, to visit perhaps next spring. I am excited!
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by tomac | 2007-09-19 23:11 | わくわくフィンランド

Thanks for checking!

I´m doing fine. I´ll write some more later if I can.
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by tomac | 2007-09-19 03:42 | わくわくフィンランド

■いってまいります

お騒がせしておりましたが、おかげさまで、プレゼン用のスライド、講演の原稿、デモ用の映像作品のすべてが整いました。あとは当日までイメージトレーニングを続け、本番の45分間を演じきるのみです。毎回そんな感じですかね。英語のときはとくにイメージトレーニング演技が欠かせません(笑)

ちなみに、もうひとつの小さなプロジェクトも準備が完了しましたよ。

b0046050_15142571.gifb0046050_15143791.gifメッセージのある絵手紙」というのは、かなり難易度の高い課題だったようで、

妹も私もあきらめかけていたのですが、たまたま、あちらの二人の学校では、今年の異文化学習のテーマが「日本」になったという知らせが届いて(こんなことってあるんですね)、あのムーミン人形をくれたノラちゃんの宿題を手伝うという状況が設定されたら、みんな日曜日を返上してがんばってくれました。

目的意識が大事なんだな~と改めて痛感しますが、妹と姪と甥が力をあわせて私の仕事を手伝ってくれたことが何よりもうれしかったです。ありがとう。

蛇足ですが、フィンランド語で「日本」は「ヤパニ」です。たしか…
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by tomac | 2007-09-13 15:35 | わくわくフィンランド

■ポンコツ車

自分は、アクセルをめいっぱい踏み続けることはできても、ブレーキをかけるということができない人間なんだ、とつくづく思います。やれやれ、なんたることか。

一年前に危うくガードレールを突き破って谷底に転落しかけたばかりだというのに、まったく学習できてません。これでも、無事故無違反のゴールド免許を誇るセイフティ・ドライバーなのになあ。

とにかく、ブレーキのきかない車なんて、想像しただけでおそろしいです!

今回は、「いいかげんにしろっ」という苦言をやわらかいことばに包んでくださった方々のおかげで、かろうじて急ブレーキをかけることができて、助かりました。

そういえば以前、「生きざまを見せる」というカッコイイ形容をしていただいたことがありましたが、無様でみっともないところもあって当然ですよね。人間ですから。

まずは自分の弱さを受け入れることから始めないと…

ちなみに、フィンランドでは時間の流れがゆったりしているので、人々のおおらかさにじっくり触れて、心の時計をあわせてきます。
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by tomac | 2007-09-09 16:36 | わくわくフィンランド

■プレッシャーとの闘いです

出発まで一週間を切り、毎日あれこれと雑事に追われています。仕事の準備だけで精一杯なのに、海外出張となると、細かい手配がたくさんあって、それはもうたいへんです。引越しの片付けがようやくひと段落したばかりで、なおさら追い詰められてる感じがするのかな…

とりあえず、最大の懸案事項だった手土産について、偶然とてもいいアドバイスをいただけたので、ほっとしました。さもなくば、この週末は買い物に奔走するところでしたから。海外旅行が好きな人はこういう準備そのものを楽しめるそうですね。うらやましい。私の場合、プライベートならまだしも、仕事のときはそれだけに専念できたらいいのに…といつも思います。

とくに今回は、タイミングとしてはかなり無理があるのも一因となっています。引越しと、論文の仕上げが続いて、そりゃあ、肉体的にも精神的にも消耗しきっています。それでも、今回だけは、どうしてもはずせないわけがあるのです。

本来の予定どおり、昨年の夏から一年間、在外研究員としてフィンランドに行っていたら、到着後すぐのカンファレンスで講演することが決まっていました。カンファレンスといっても、小さな教育機関の研究会にすぎませんが、直前になってドタキャンせざるをえず、プログラムに穴をあけてしまっただけではなく、受け入れ先として歓迎してくださったご好意にも応えることができませんでした。

にもかかわらず、一年後にこうして、またチャンスをくださったのですから… しかも前回より名誉ある立場として… そのご恩に何とかしてお応えしたいのです。

フィンランドでは、十年前に国家レベルのカリキュラム改訂がありました。この改訂によって、それまでは大学よりも低く見なされていた高等職業教育が、高等教育として対等に位置づけられるようになりました。といっても、それはあくまでもシステム上の話で、人々の意識はそう簡単には変わりませんよね。しかし、だからこそ、この十年間に地道な努力を重ねて、学術的な研究機関としての実績を積み上げてきました。その成果が認められて、今では、理論中心の「一般大学」に対して、実践中心の「専門大学」と位置づけられるようになったのです。

今回のカンファレンスは、その十周年を祝う特別な国際シンポジウムです。十年間をふりかえるお祝いの席で、私にできることがあるのなら何とか貢献したいという、ただそれだけなのですが、45分間の講演となれば、それ相応の準備が必要です。多少のことなら臨機応変に対応するだけの経験は積んできたつもりですが、やはり今までとは責任の重さが違います。

講演のほかにも、記念に出版される本のために寄稿したり、開催前の記者会見に同席するよう言われたりと、話はどんどん膨らんで、寄り道している場合ではなくなりました。今回はもう、与えられた責任をはたしてくるだけで精一杯です。

と、ブログを更新してる暇があったら、新学期のシラバスの一つでも書き終えろよっ >自分

というところですが、プレッシャーに押しつぶされそうで、せめてものはけ口として…

たいへん失礼いたしました(>_<)

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by tomac | 2007-09-07 15:48 | わくわくフィンランド

■記念に代えて

ここ数年、ずっと縛られ続けてきた仕事から、ようやく解放されました!博士論文の出版にむけて原稿の送付を終えたところです。心身ともに軽くなりましたね(笑)

口頭諮問は昨年の7月31日でしたが、まだ治療を始めたばかりだったこともあり、反論や弁明をする力はなく、質問に応答するのが精一杯でしたが、あのときご指摘いただいたいくつかの点を一つひとつ修正して、なんとか自分なりに納得のいく形に仕上げることができました。実際に本ができあがるまでには半年ほどかかるそうですが、2008年の出版となれば、ちょうど、この『The Uses of Argument』(Stephen E. Toulmin, 1958)から50年後にあたり、それは感慨深いことだな…と勝手に思っています(笑)。

b0046050_12281797.gif議論学をかじった人なら誰もが知る本ですが、著者の意図とはまったく別の次元で、ある分野では広く流通し、ある分野では、こてんぱんに批判されてきました。

本というのは、いったん世に送り出したら一人歩きを始めます。こわくもあり、面白くもありますね。この本についてはいろいろな解釈や批評があるのですが、とにかく1958年に出版された本が、半世紀近い時を経て、改訂版(2003年)を出したわけですから、すごいことです。

もっとすごいと思うのは、本に込められたメッセージが時間と空間をこえて名もない一介の研究者のもとに届き、新たな本を生み出す種になったということです。

どれだけ批判されようと、発信されたメッセージは色あせてはいない。

というのが、私の研究者としての立場です。そして、

一生に一度でいいから、そういう本を自分も書きたい。

そう思ってがんばってきました。いつか誰かに届いて小さな種になる日を夢見て…

でも、もう二度と、こんなしんどい仕事はしたくないです(笑)
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by tomac | 2007-09-04 13:08 | 『「議論」のデザイン』
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