コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■道頓堀ツアー(というほどでもないけれど)の報告です

b0046050_14223530.gifb0046050_14224465.gifフィンランドからのお客さまをお迎えした親睦会@道頓堀は、参加者のみなさまのおかげで、なごやかな雰囲気の中にも楽しい会話がはずむひと時となりました。なにしろ時間が限られていたので、難波駅~かに道楽本店の道のりで、雰囲気を味わっていただくことになりましたが、興味深そうに写真を撮っていらっしゃいましたよ。

b0046050_14231272.gif外国人と仕事の話をするのは初めてではありませんが、たいてい高級レストランの正式な場などでは、お互いが話題を選びながら会話をつくるような堅苦しさ、というか、めんどくささがあるものですが、形式的な雰囲気は一切なく、小部屋の堀コタツを囲んで、みんなが一生懸命かにを食べながら笑うという感じでした。料理もおいしかったです。あんなにかにを食べたのは初めて。最後に学長さんが「あなたのご友人たちとお会いできてよかったです」と言ってくださったのが何よりうれしかった。みなさまのおかげです。ありがとうございました。

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by tomac | 2008-04-30 14:35 | わくわくフィンランド

■プロジェクト・フィン再出発!

明日の研究会親睦会は最終的に十名の参加者を得ました。予想以上の規模となってうれしいです。これだけの人数が集まれば、Webインターフェイスの試用のための模擬授業も、本格的にできると思います。ぜひとも「プロジェクト・フィン」の新メンバーとしてチームに加わっていただきたいなと期待しているのですが、議論の十字のシステム開発に、十名のチームで取り組むなんて、縁起がいいですね!と話していたところです。

当面は、「利害関係ではなく、信頼関係でつながるチームづくり」をモットーに、手弁当でできることを少しずつ進めていきたいと考えていますが、いずれは今後の研究にどうしても必要な資金の獲得をめざして、小さな実績を一つひとつ積み重ねていきます。なお、夜の道頓堀ツアーについては、改めてご報告いたしますね♪

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by tomac | 2008-04-28 16:45 | わくわくフィンランド

■模擬授業+道頓堀ツアー

いよいよ来週から連休が始まりますが、例の●道頓堀ツアー●の計画が固まりました。研究会●模擬授業●)を同時開催するため、当日はややこしい移動をこなさなければなりません。

b0046050_17133286.gif模擬授業が一段落したら、私は研究会を抜けて関空へ向かいます。関西大学の天六キャンパスのある天神橋筋六丁目から地下鉄で天下茶屋まで行き、南海ラピート号に乗って関空へ到着、お二人と空港のホテルで待ち合わせて、再びラピート号で難波へ。関空から難波までの移動時間を使って研究の打ち合わせ、です。

b0046050_1715580.gif地元の方にしてみればどうってことない行程かもしませんが、関西の鉄道網をまだ十分に把握していない私にとっては、研究会と接待に加えて、これだけの移動をこなすのはさすがにしんどいので、いつもいつも徹底した幹事役を引き受けてくださっている黒葛先生と一緒に、あらかじめシミュレーションをしました。おかげで、当日のシナリオを頭の中に映像として組み立てられたので、安心して臨めます。ばかげている、と思われるかもしれませんが、データベース脳の乏しい?私にとっては大事なことなのです。

b0046050_17152085.gifちなみにこの日、夜の道頓堀を初めて歩きましたが、「いやあ、さすがは…」という感じでした(笑)。ぜひともフィンランドからのお客さまに体験していただきたい、ですね。

追伸:はねこさん、どうなさいますか? 出欠の締め切りは26日ですー
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by tomac | 2008-04-23 17:19 | わくわくフィンランド

■『ホームレス中学生』を読みましたよ

b0046050_1602655.gif筆者の田村裕さんによると、ただ思いつくままに書いたそうですが、何も考えずにこれだけの物語を組み立てたのだとしたら、天性の才能でしょうね。文章の稚拙さに対する辛口コメントを見かけたこともありますし、技巧的なことをいえば、もっと完成度を高めることはできるだろうと思うけれど、この作品についてそういうことを言うのは無粋でしょう。純粋に「楽しい一冊」です。

ただ、この本を教材として授業で取り上げたいと思ったのは別の意図からでした。

昨年度、「レポートの代筆という不正行為」の問題と向き合って以来、私の中に一つの問いが生まれました。人によって倫理的な価値判断の基準が違うのは自然なことだと思うけれど、では、人はいったいどこに善悪の判断基準をおくのだろうか?という問いです。心理学の本も読んだりして自分なりに勉強はしていますが、たぶん、本質的なところはもっとシンプルなのではないかなと考えていて、その意味で、一つのこたえを示してくれた一冊でもありました。

小学校5年生で最愛の母親を亡くし、中学2年生でホームレスになるという状況に置かれたら、誰だって投げやりになるでしょうし、最悪のシナリオは容易に描けます。でも、同じような、あるいはもっと過酷な環境に放り出された子どもは大勢いるはずなのに、なぜ彼はこんなにもまっとうに生きることができたのか。それは多くの愛情深い人たちが彼を献身的に支えたからです。ではなぜ、その人たちは彼に手を差し伸べたのでしょうか。私はそのヒントを次の一節に見出したような気がしました。

-----
 そんなことを思い出すと、ますます腹が減る。
 草にも飽き、ダンボールが食べられないことをも知り、お金を探しても見つからず、空腹に限界を感じたその日、まだ昼間でお兄ちゃんが働く深夜までかなりの時間があったが、何かの間違いでお兄ちゃんが昼からコンビニに居ないかと、フラフラ足を運んだ。
 もちろんお兄ちゃんは居なかったが、僕の望んでいる食べ物はいっぱいあった。
 パン売り場の前に行き、よだれを垂らした。体力の限界がきてパン売り場の前にしゃがみ込んだとき、店の人から死角になっていた。
 こんなに腹が減っているのだから一個ぐらい盗ったってバチは当らないだろうと、いけない考えが浮かんできた。かなり葛藤した。
 お兄ちゃんの働く店だからという考えは一切浮かばず、ただ罪を犯すか犯さないかで迷っていた。
 腹の虫と理性が戦っていた。
 そのとき、お母さんの顔が浮かんだ。
 もしお母さんが見ていて、そんなことをしようとしていると知ったら、どんな顔をするだろうか。
 それを考えると、とても盗む気にはなれなかった。
 腹の虫が負けた。
-----(pp.24-25)-----


仮に、パンをとって食べていたとしても、誰も彼を責められないでしょう。むしろ、数時間もしゃがみつづけたあげく、最後まで手を出さなかったということのほうが不思議なくらいですが、そうさせなかったのは、ひとえに、思い出の中の「母親の存在感」ですよね?

それが誰なのかは人によって違うと思うけれど、極限状態に置かれたときにふんばることができるとしたら、それはそういう人の存在感から来るのではないか?と思い始めています。なぜなら、よりどころとなるものを持たずに、ただ自分の意志だけで苦痛と向き合い続けるには、私たち人間はあまりにも弱く、もろい存在だと思うから…。
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by tomac | 2008-04-18 16:46 | コミュニケーション能力って

■私の発表シーンをご覧いただけますが

先日の情報コミュニケーション学会@明治大学では、発表の映像がインターネットで配信されるという話をうかがっていたのでドキドキしていたのですが、その後しばらく何事もなかったので忘れかけていたら、学会から「オンデマンド配信中」という案内が届きました!

●こちらから●

市民性を育てる議論ワークショップの提案 牧野由香里(関西大学)
をクリックしていただくと、ご覧いただけますよ。

b0046050_11485325.gif
自分じゃないみたい」というのが率直な感想です。なんというのか、まったく知らない別人が目の前でしゃべっているような感じで、ぼーっと眺めてしまいました。とくに最初のほうは固まっていて、話も動きもぎこちないし、「こわい」というのが一番しっくりくる印象ですが(大汗)、おせじにも褒められたプレゼンではありませんね。うーん、しいて挙げれば、10分30秒という時間内にコンパクトに話をまとめることはできたのかな?ということぐらいでしょうか。ああ~、これも修行の一つです

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by tomac | 2008-04-15 12:03 | コミュニケーション能力って

■不思議な夢を見ました。

最後の最後まで苦しみぬいた「索引づくり」でしたが、なんとか終えることができました。ゲラの梱包もすませたので、このあと送付を終えれば、とうとう私の手元から巣立っていきます。

昨日はいつもより早く切り上げて、ゆっくり休んだので、よく眠れたせいなのか? 不思議な夢を見ました。

「この本を神さまにささげます」

と言っている自分がいるというイメージが、何の脈絡もなく唐突に出てきたという感じでした。これまでそういうことを考えてはいなかったので、自分ながらびっくりしましたよ。むしろ、「議論の十字」モデルを安易にキリスト教と結びつけられるのが好きではないので、どちらかというと、そういう考えは意図的に避けてきたようなところがありました。

とはいうものの、よく見かけるような本の最初に「○○へ」ということばを添えることも考えられませんでした。この本の中身が本という形になるまでの道のりは、まさに一つひとつの出会いを丹念につないでいくプロセスだったので、そのうちの一つだけを決めることは不可能だと思っていたからです。

ただ、そういう出会いの一つひとつを与えてくださったのは、他ならぬ神さまなのだからと考えれば、たとえば神棚に給料袋を供えるのと同じような感覚で、まずは与えてくださった方に返す、というのがごく自然なことなのかな。

とにかく、見落としがないようにと何度も何度も繰り返し見直したつもりですが、それでもやっぱり人間ですから、完璧というのはありえないと思います。きっとあとから見つけて、「あーあ」と思うのでしょうが、そういう「不完全さ」も含めたうえで、芸術的な作品に仕上がったと自分では満足しています。

今はただ、手づくりの織物のようなデザインを一つの形として表現できた喜びをかみしめています。

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by tomac | 2008-04-12 17:13 | 『「議論」のデザイン』

■シューカツ日記 (ゼミのメーリングリストから)

こんにちは、牧野です。

今週のゼミでは、【シューカツ対策】を実施しました。

あるメンバーから、
「面接でゼミ活動についてきかれると、どう説明していいか困る」
という相談があったからです。

そこで、今週のゼミの時間に、みんなで模擬面接?をしながら、
傾向と対策を考えてみました。

話し合いの成果を、出席できなかったメンバーのために、
まとめてもらいました。(□□さん、ありがとう)

-----
コミュニケーション能力の開発
      ↓
グループワーク、対話、議論
      ↓
ツール等を用いて、物事を論理的に考える練習(ロジカルシンキング)
      ↓
劇や映像を通して、自分の考えを可視化(みえる化)する
      ↓
この経験で、何を話す時にも、一歩立ち止まる習慣がついた。


具体的に、これがなんの役に立つかと聞かれれば、なんとでも言えるでしょう。プレゼンでもよいし、日常会話だっていい。
-----


●卒業生(第1期生~第3期生)で、
この内容に補足があれば、あるいは、
シューカツでのワンポイントアドバスなどがあれば、
よろしくお願いします。

●私からのアドバイスとしては、
ゼミ活動についてきかれたら、まずは簡潔に上記のように説明し、
その後、面接者から質問があれば、その点を深めていけばいいと思います。

最初から細かいことを説明しようとすると、
聞いているほうは、何が言いたいのかわからなくなってしまいますから。

それから、単なるゼミの紹介に終わらず、話す内容に、
その人の個性が出るように工夫しましょう。


たとえば、以下は、あるメンバーとのやりとりです。
参考にしてください。

-----
今日の面接の練習凄く役に立ちました(≧∇≦)ありがとうございました☆
授業終わったあとに先生に聞こうと思っていたのですが、
忙しくて聞けなかったことがあるんです。
今日先生に「もう少し練習したほうがいい。○○さんらしさがない」
と言われてしまったのですが、
自分でも言いたいことは分かってるのにいざ話し出すと
何を話したらいいのかが分からなくなって混乱してしまうんです。
こういうのは面接を重ねるしかないんですかね。。

あと私らしさというのはなんなんだろうって(笑)
何が悪かったか、先生の視点でもいいので教えていただけないでしょうか。

ゼミの子にはとりあえず落ち着けと言われました。
言っていることが伝わらなかったかなぁと考えて
ちょっとネガティブになってます。。
(と言いつつ翌朝はケロッとしているんですけどねw)

なのでなにかアドバイスいただけませんでしょうか。
お願いします。
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-----
こんにちは、牧野です。
そうですか、役立ちましたか。それは、よかったです。

「とりあえず落ち着け」というのはその通りだと思いますが(笑)、
○○さんの良さは、ここぞ、というときの「根性」だと思うので、
それがうまく表現しきれていないと感じました。

3回生のとき、ビデオクリップがうまく再生できなかったときは、
途中で投げださずに最後まであきらめなかったこととか、
チームがうまくまとまらずに、バラバラになりかけているようなときでも、
最後まで踏ん張ってやり通すところがあるので、
単にゼミ活動を紹介するだけでなく、
その活動を通して○○さんの個性と強みが伝わるような表現ができればいいのに、と思いました。
それをいかに表現するかは、自分なりに見つけるしかありませんが…。

参考になれば、いいのですが。

牧野
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返信ありがとうございます。゜(●゜´Д)

あっやっぱりそうですよねリo´ゥ`リ(笑)深呼吸でもして改善していきますw

なるほど・・・確かにあのままだと単にゼミ紹介でしたね。

正直□□くんの意見や発表を聞くと、
納得すると同時に不安になってしまうことがよくあって。。

□□くんは言いたいことが明確に伝わってくるのに比べて私は・・・と。

でも先生のおっしゃってくださった通り、
最後まで諦めない根性だけは誰にも負けない と思っているので(笑)
もう少し自分なりに考えてみたいと思います。

とりあえず、落ち着いて冷静になってみます(笑)
焦ったところでいい結果は生まれませんしね。

こんなメールに返信頂いてありがとうございました川*’ー’)
-----


シューカツをしていると、心理的に、凹むことが多いと思いますが、
(春休み明けのみんなの表情を見て、そんなふうに感じました…)

これも【学びの機会】だと思って、地道に続けてください。
こつこつ続けてさえいれば、いつか必ず、
自分を必要としてくれる場」との出会いが与えられます。

それでは、引き続き、がんばりましょう!

牧野

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by tomac | 2008-04-11 11:30 | 牧野ゼミ(シューカツ日記)

■ささやかな夢?

なんとか目処が立ちました(ふぅ)。「索引」というデータベースづくりに、自分なりのペースをつかめたので、まだ半分くらいですが(汗)、ここまで来れば、あとは下り坂という感じです。

気分転換に買い物に出て、新たまねぎがおいしそうだったので、具だくさんの味噌汁を作って食べたら、それだけで幸せな気持ちになれました。思えば、この本くんと格闘し続けた4年と数ヶ月は、実に、あらゆることを我慢して時間を捻出していたようなところがありました。すっかりそれが当たり前に感じていたけれど、あともう少しで解放されるので、そのあとは、ごく普通の生活を取り戻したいです…。

次の仕事の構想はいくつかあって、それぞれがチームで取り組むプロジェクトなので、「暇人」になるわけでは決してなく、むしろ、これまでのような一人で気楽な研究よりも責任は重くなりますが、やっぱり、誰かと一緒のほうが楽しいですし、喜びも大きいだろうと思います。

それから、読みたい本がいくつかあります。最初に読もうと思ってすでに購入済みの本は(まだ読んでいないけど)、『ホームレス中学生』(田村裕)です。ひょっとすると、秋学期の授業「コミュニケーションと能力」(新しい科目名称となりました)で教材として使えるかもしれません。かなうなら、ご本人をゲストスピーカーとしてお迎えしたいくらいです。

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by tomac | 2008-04-06 18:21 | 『「議論」のデザイン』

■脳のデータベース

「能力」の研究をしている者として、自分自身を分析する、ということはよくあります。たとえば、いわゆる「科学的な能力」は、大きく分けると、(1)身のまわりの事象に法則を見出すために論理的・体系的に考える能力と、(2)情報のデータベースを頭の中に構築して、効率よく活用する能力の2つからなる、というのが持論なのですが、

私の場合、(1)のほうに極端に傾いているせいなのか、(2)が極度に乏しい、というアンバランスな能力分布になっているようなのです。昔から暗記中心の科目が苦手でしたし、人や物の名前を覚えるといったラベルづけが人並みにできないように思うことは少なくありません。

あいかわらず悪戦苦闘中の本が、ただいま切実な悩みとなっておりますが、この本なんかは(1)がなければ書けない、とは思うけれど、最後の最後になって、まさか「索引どり」にこれほどてこずることになるとは想像できませんでした。とにかく時間がかかるし、脳の体力をものすごく消耗します。その割には一つひとつの単語にいちいち時間がかかって、遅々たる歩みがなかなか進みません。

ひょっとして、これは(2)の乏しさに起因しているのか?と思い始めています。きっと、この作業はデータベースの構築・活用に秀でている人ならサクサク進められるのではないでしょうか?

なんて、グチってても仕方ないので、ちょっとずつでも進めるしかありません。来週には本格的に授業が始まりますし、いつまでもこの作業に追われているわけにもいかないので、乏しい(2)ながらも、がんばりまする…。

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by tomac | 2008-04-05 15:58 | 『「議論」のデザイン』

■ゼミのメンバーからこんなメールが届きました。

-----
Date: Wed, 2 Apr 2008
Subject: お助け願います。

ゼミ4回生の□□□です。

こんばんわ。お元気ですか?
今、僕は就職活動に追われています。

(中略)
そんなこんなで、就職活動も頑張っているのですが、今面接が始まりだして、ぶち当たっている壁があります。それがゼミ活動の内容です。

ゼミ活動はどんなことをしてきましたか?という質問に

「ゼミの先生が担当するコミュニケーション論という講義で議論の十字を使ってプレゼンテーションをしております。その議論の十字とは、命題があり、命題に対して背景があり、抽象、具体を通して反論や論駁を引き出し結論にいたる。という十字型のものです。」

「その意味はなんなん?それしてどうなるの?それして何の意味があるの?」

って言われたときに詰まります。納得されずに終わってしまうケースが多々ありました。

助けてください。
-----


このメールの送り主は、責任感の強い学生で、明るく前向きなポジティブ思考が際立つ好青年で、グループワークなどでは雰囲気を盛り上げてくれるムードメーカーです。何よりも、困ったときに助けてと素直にいえるのは、最も根源的なコミュニケーション能力の一つではないでしょうか。しかし…

うーむ、この応答を見る限り、シューカツに苦戦するのは無理もないか。

シューカツ」って【短期集中型の能力を問われる場】だよなとつくづく思います。


-----
Subject: 牧野です。そうですか(笑)
Date: Wed, 2 Apr 2008

□□さん

こんにちは、牧野です。

てっきり、留学の準備を進めていると思っていましたが、
そういうことだったのですね。

まず、「議論の十字」について、詳しく説明する必要はないと思いますよ。
短時間に説明して理解してもらえるものではない、ということは、
この私が一番よく知っていますから(笑)。それよりも、

面接の方が何を知りたいと思っているのか】を考えてみてください。

ゼミ活動を通して、この学生は、どんな能力を習得したのか?
そして、【その能力は、企業で働くうえで役立つ能力なのか?
ということではないのでしょうか?

さて、もう少しじっくり考えて、できれば、
ゼミの他のメンバーとも一緒に考えてみたいと思いますが、

シューカツはしょせん受験と同じで、場数を踏んでノウハウを身に付けた者勝ち

ですから、以下を参考に、経験を積んでください。

―――――
3回生のときにやったゼミの活動は、

(1)映像表現プロジェクト
(2)対話デザインプロジェクト

がありました。

どちらも、【グループワークが中心で、チームで何かをつくりあげる】という活動です。

(1)は、7人で、7つのビデオクリップをつくり、7つを統合して、ノンリニアな映像作品をつくるという課題を提示しました。
(その結果はどうだったのか、は自分で説明できるでしょう?)

(2)は、200人ほどの受講生のいる講義科目で、受講生、ゼミ生、講師の三者による対話を展開させながら授業を進めていくという、通常の大学の授業とはまったく異なる形式の授業です。このとき、ゼミチームの役割は、受講生と講師の間に立つ【仲介役】であり、受講生(通常は約150人の出席者)が提出したレポートの集計、分析、考察をしたうえで、フィードバックとして報告します。

(1)(2)はふたつの異なる活動ですが、どちらの活動においても「議論の十字」モデルという理論的枠組みを使います。とても抽象的で難解なモデルなので、短時間に説明するのは難しい概念ですが、これらの活動を通して、ゼミ生は、実践の中でこのモデルを使いながら、その理解を深めます。
―――――

がんばってね!

牧野
-----



いつか、人事担当者の「他者の能力を見極める能力」というものを研究してみたいです。

いろいろな制約上、審査の方法に限界があるのは仕方のないことですが、ある人の能力というのは長い時間をかけてじっくり向き合ってみないとわからないことが多いので、限られた条件下で潜在能力を見抜くという、審査者の側の能力も問われなければ、公正な審査にはなりませんよね?

誰かの能力を判断するということの重さを考えたら、それくらいの責任が伴うのは当然です。

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by tomac | 2008-04-03 11:10 | 牧野ゼミ(シューカツ日記)
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