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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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■対話デザイン2008 → 新しい試み(その2)

新しい試みの一番の目玉は「対話の責任」という発想を評価システムに導入したことでしょう。

昨年の途中までは、レポートの代筆などの不正行為に気づいても、わざわざ取り上げることはありませんでした。学びの機会を自ら放棄している本人が一番損をしているわけですし、そういうことに時間を割くなら、授業の準備に専念したかったからです。

しかし、無理に代筆をさせられて困っている学生からSOSを受ける、という経験がきっかけとなり、それまでの方針を見直しました。このとき、全体の意見を求めた結果、ある受講生から、

「授業にきちんと参加して、責任を果たしている人にのみ、レポートを書く権利が与えられるべきだ」

という提案がなされました。

b0046050_1721758.gifなるほど、その通りだな、と納得し、以後、「対話の責任を果たしている人の権利を保障する仕組み」を導入することにしました。

こうして、授業開始時にレポート用紙を一人一枚ずつ配り、遅刻者に対しては用紙の色を変え、一定の時刻を過ぎたら用紙は配らない、というルールを徹底するに至りました。


本当は、こんな管理的なことをしなければならないというのは残念なことで、受講生の側も少なからず不快感を示すだろうな、と思っていました。ところが予想に反して、この仕組みはむしろ、熱心な学生たちのモチベーションを高めている、という印象を(今のところ)受けています。

受身な態度ではなく、「対話に参加するぞ!」という意思をもってやってくる受講生たちの熱意が、手にとるように伝わってきます。200人をこえる出席者で埋まる教室を心地よい緊張感が包み込む感覚を、私だけでなく、受講生やゼミのメンバーたちも実感しているはずです。

このような理想的な状態で学期を始められたのは今回が初めてですが、この緊張感をいかに持続していくかが、今後問われるのだろうと思います。学期はまだ始まったばかりなのですから…

(カラフルで可愛らしいレポート用紙は、事務の方が丁寧に準備してくださいました。どうもありがとうございました。)
by tomac | 2008-10-02 17:11 | 牧野ゼミ(対話デザイン)
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