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コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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◆元気をもらう

FD(ファカルティ・ディベロップメント)という言葉は(厳密にはヘンな英語ですが)、学校教育でいうところの教員免許状更新制に通じる考え方で、大学教員の教育力を高めましょう、という発想です。けれども、日本の大学では研究者としての能力は問われても、教育者としての能力が問われることはないので、なかなか浸透しにくい考え方でありまする。

私自身は自分が学生のときから「日本の大学教育を何とかせねば!」と熱くなってた変人ですから(笑)、FDの発想は大歓迎ですが、大学組織の中ではしょせん少数派で、空しい思いをすることのほうが多いです。けれども、少数派同士が集まると、同じ悩みを共有できる連帯感から、初対面の人でも話が盛り上がったりして楽しいのです。

今日もFDのフォーラムに参加しましたが、近頃はそんなふうに、問題意識を共有できる人たちが集まる場に積極的に足を運んでは、ひとときの交流を楽しんでいます。ふいに、『「議論」のデザイン』を購入してくださったという方が!声をかけてくださり、驚きました。ありがとうございます(_ _)

見ず知らずの人が、自分の知らないところで、決して安価ではないあの本を買ってくださってるんだなぁ…と思うと身が引き締まります。すぐに使っていただけるような実用向きではないだけに申し訳ない気持ちになりますが、ただいま大学の先生に「これなら使える」と思っていただけるようなワークブックの企画を練っておりますので、もうしばらくお時間をいただけたら幸いです。

あと、3年くらい…かな(?)
by tomac | 2009-05-30 22:22 | やわらかい議論ワークショップ

◆こんなにうれしいことって、ひさしぶりです♪

「教員免許状更新講習をします」という話を先日しましたが(◆こちら◆)、おかげさまで、牧野の「ワークショップ:議論のデザイン」が定員に達しました!

◆申込状況(5/27現在)◆

定員が少なめなうえに教科や学校の種別に限定されない内容なので、好条件がそろっていたとはいえ、直前まで人集めに奔走した昨年の市民ワークショップを経験している身としては、信じられないくらいです(うるうる)。関西大学のブランド力はもちろん、広報を担当してくださった関係者の方々のご尽力のおかけです。ありがとうございました!

そういえば、不思議な偶然だな~と思い出だしたのですが、実は昨年の市民ワークショップの参加者の中に、関西大学の元職員の方がいらしたのです(関大の卒業生)。あのとき、その方がこんな素敵なアドバイスをくださいました。

「大事なことは、むやみに相手に迎合することではなく、自分が何をしたいのかを明確にし、それをきちんと伝えることです。」

今回は、それができたということなのかもしれませんね(◆こちら◆)。やっぱり、自分が本当にしたいと思っていることだからこそ、ことばに力が宿るのだと思います。だって私は、これをするために研究者の道を選んだようなものですから…
by tomac | 2009-05-27 20:55 | やわらかい議論ワークショップ

◆手づくりマスク♪

小学校の子どもたちが手づくりマスクを作る様子がニュースで紹介されていました。「これなら簡単にできるし、買えなくても困らないからいい」と言っていた女の子のうれしそうな表情に心が温まりました。

◆ペーパータオルでマスク作り◆

新潟県の片貝医院より

みんながこのマスクを使えば、自分だけ買えずに肩身の狭い思いをする子もいなくなるし、なぜマスクをつけるのか?を考える身近でリアルな教材にもなりますね。
by tomac | 2009-05-25 23:35 | 日々の出来事

◆これからが本番ですから(新型インフルエンザ関連)

全国に先駆けて代表をつとめた兵庫・大阪の人々には心理的な免疫ができたという感じではないのかな。いろんな意見がありますが、休校措置はパニックを防ぐために有効だったと思いますよ。報道に対する批判もありますが、兵庫・大阪のモデルケースが全国に発信されたおかげで、情報が次々と迅速に共有されたのですから、悪いことばかりではありません。

大阪の一小市民としては、一週間の冷却期間を経て、「感染はもちろんこわいけど、かといって、いつまでもこの状態をこのまま続けるわけにはいかないよね」と開き直りの心理に到達しました。たぶん、やみくもに「冷静に冷静に」と言われるだけでは、この心理状態には届かなかったと思うので、一律の休校措置という、異例の体験は貴重な経験となりました。

週が明けて授業が再開されれば、たくさんの人が行き交うわけで、もちろん配慮はするけれど、どんなにがんばっても限界があるでしょう。ここはむしろ、たとえ感染してもひどくならないように、体力づくりが大切なのかなと思います。39度の熱を38度にとどめることができるように、抗ウイルス薬5日分で体内のウイルスを撃退できるように、よく食べ、よく眠るのが一番ですよ。

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by tomac | 2009-05-23 14:06 | 日々の出来事

◆裁判員制度の記念に代えて

「司法の父」と呼ばれる江藤新平の番組を見ました。今日から始まる裁判員制度を意識した企画でしょうが、裁判員制度の理念に関する解説よりもずっと心に響く内容でした。早々に再放送が予定されているので、ぜひご覧ください。一見の価値がありますよ!

◆裁判はじめて物語 明治の人々はどうしたの?(歴史秘話ヒストリア、NHK総合)◆

さらにネットで検索してみたら、簡潔にまとめられたサイトを見つけました。

◆江藤新平の生涯◆

はりつけ、さらし首が当たり前だった当事「人民の権利を守り、弱き民のために改革する」という政治思想を貫いて、日本に新しい司法制度の基礎を築いた人物ですが、既得権を奪われた権力者たちの恨みを買い、最後は無念の死を遂げるのです。

江藤新平が、斬首の直前、

 「ただ皇天后土のわが心を知るあるのみ」(俺の心はただ天とこの大地のみが知っている)

と叫んだという部分を読んだとき、私はなんとなく、イエス・キリストと重ねてしまいました。不謹慎かしら。

キリストといえば、近頃、映画「ダ・ヴィンチ・コード」が話題になっていますね。私は遅まきながら、先日テレビで放送されたのを初めて見ました。この作品って、キリスト教の背景を知らないと難しいかもしれませんが、とてもよくできたストーリーだと思いました。

個人的に好きなのは、クライマックスの終盤、トム・ハンクス演じるラングドン教授の台詞です。

「イエスが神の子かどうかなんて、どうでもいいじゃないか。残念ながら歴史からは、彼が偉大な人物だったということしかわからない。でも、ぼくは井戸に落ちたとき、神に祈ったよ…」

トム・ハンクスは、オバマ大統領の支持者としても知られています(これは、前ブッシュ大統領に象徴される原理主義的な保守派に批判的な立場を意味します)。

役者としての功績はもちろん、人間として尊敬する俳優ですが、誰かに似てるなーと思ったら、留学中にお世話になったホストロータリアン◆関連記事はこちら◆)がトム・ハンクスに似てるんです。
by tomac | 2009-05-21 15:10 | 日々の出来事

◆学生、院生のみなさんへ(新型インフルエンザ関連)

新型インフルエンザの対策措置については◆関西大学のホームページ◆に関連情報が随時アップされています。今後、休講に関する情報も!掲示されるそうなので、インフォメーションシステムと合わせて各自で確認してくださいね。(ゼミについてはMLにてv)
by tomac | 2009-05-17 18:05 | 日々の出来事

◆ありがたや

NHKが10月から、自然風景や動植物、空撮などの映像素材を一般に無料提供することになった」そうです。

◆くわしくはこちらから(asahi.com)◆

英国のBBCは2年前にすでに同様のサービスを開始していましたから、世界的な動きに追従する形でしょうが、牧野ゼミにはとってもありがたやなお話です。映像素材って、ものすごーく高価なので。

ことばだけでなくイメージを含めた表現(マルチリテラシーズ)の教育は90年代にロンドンから発信された考え方ですが、まもなく関連の国際ジャーナルに「十字モデルを用いた映像表現教育」に関する論文を発表します。これも、ありがたや~ですね。

ゼミのメンバーたちは「なぜ映像なのに十字モデルなのか?」を理解できないうちは、とても苦悩するのです。が、それを受け止める私のほうもあれこれ悩んで消耗するため脳が疲労するのです。が、ひとたび納得できるとそのあとは実にクリエイティブな発想でいろんな作品を生み出してくれるんですよ。これが何より、ありがたやですな。がんばろう!
by tomac | 2009-05-17 10:22 | 牧野ゼミ(表現活動)

◆しとしと

b0046050_13204065.gif暑くなったり寒くなったり、気まぐれな天気が続いていますが、みなさん、体調はいかがですか。私は、といえば・・・やや不調気味かな。新年度の忙しさに加えて、春休みから連休にかけては小さな締切に追われる日々が続いたうえに、いまだに解放されていないので、もう、脳の疲労がピーク、って感じです。日頃の運動不足も一因ですな。とりあえず、新学期の授業も軌道に乗りつつあるので、少しだけペースを落として、しっとりできそうかな(?)
by tomac | 2009-05-16 13:46 | 日々の出来事

◆ほうこく!

模擬裁判は楽しかったですよ! ああいう場に参加する人たちというのはもともと意識の高い人なので、模擬裁判はスムーズに展開しましたし、【有罪/無罪(有罪ではない)】を判断する評議にも熱が入りました。

一着2万5千円もするという、あの黒い裁判官の服(なんていう名前だっけ? 裁判員制度では裁判員もあの黒服を着用するんですよね?)を着せてもらい、嬉々として記念写真まで撮らせていただきましたから(笑)

ただ、その一方で、講師の先生方からは司法現場の生々しい実態や裁判員制度が判決に与える影響など、専門的なお立場からの貴重なお話しをお聞かせいただきました。まさに、目からウロコが落ちる、体験でした。

私のような立場の人間にできることがあるとすれば、裁判そのものというより、新しい司法制度の導入をうけて、教育現場が何をすべきか、何ができるのか、という視点から考えていくことなのかな、と思いました。

あ、裁判員制度の開始は2009年5月21日だそうです。まだ始まっていませんでした;
by tomac | 2009-05-11 21:00 | プロジェクトいろいろ

◆いよいよ裁判員制度!

・・・といっても、なんだか、あんまり実感わかないですね;

裁判員制度、本当に始まっているの? なーんて、私たち小市民が、新しい司法制度による変化を実感できるようになるまでには、まだまだ時間がかかるんでしょうね。

そんな中で、地道に下地作りを進めている人たちもいますよ。

◆コミュニケーション学講座:模擬裁判体験◆

私も、はりきって参加してきます! 事前にお送りいただいた模擬裁判のシナリオを読んでみましたが、参加者がみんなで演劇をするということだけでも楽しそう(わくわく)。それに、私の専門の立場から見ると、芝居の中に議論の要素がうまく組み込まれていて、とっても日本人に向いてると思います。

こういう場って、普段の役割から自由になれるので、それだけで純粋に楽しいのですが、裁判員制度のしくみ学びの環境づくりの工夫もしっかり勉強してきますから!

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大学のホームページに『「議論」のデザイン』(ひつじ書房)を公開していただきました。

◆総合情報学部HP:教員著書紹介◆

本の中では、裁判員制度に関する内容といえば、ごく簡単に課題を指摘している程度で、専門的に論じているわけではありませんが、2009年5月歴史的なターニングポイントとしてふりかえられる日が来るはずなので、象徴的だな…と勝手に思いました(笑)
by tomac | 2009-05-08 12:10 | プロジェクトいろいろ
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