コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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◆創作の難しさと楽しさ

夏休みの宿題といえば、大阪府の学校では、5月の新型インフルエンザ休校の授業時間数の回復措置として、すでに新学期が始まっています。

大学は幸いまだ休みですが、9月後半から、学会活動やらゼミ合宿やら忙しくなるので、執筆に専念できる時間は残りわずかです。でも、あんまり焦りすぎると、手ぬきになってしまうので、できるところまでがんばって、あとは少しずつ進めていくしかありませんね。

それにしても、これまでスピーチとか映像作品の物語は数え切れないほど創ってきましたが、これだけの長編になると、創作の手ごたえがまったく違いますね。学校現場という「生もの」を扱った題材だけに、きめの細かい織物を織っているような感じです。

どのように物語を組み立てれば、事実のドラマをよりリアルに描くことができるのか、そして、単なるドキュメンタリーではなく、研究の要素を埋め込むことができるのか、ということを考えながら、学びながら、進めています。

ひょっとすると、書き終えたら、研究手法としての新しい何かが切り開かれるような予感がします。今はとにかく、無事に完成させることができるよう願うばかりです。
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by tomac | 2009-08-28 13:20 | 『対話による学びへと続く道』

◆こもる

お盆休みはゆっくり休みました。さてと、「夏休みの宿題」がたまってる。(◆こちら◆)
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by tomac | 2009-08-24 17:22 | 『対話による学びへと続く道』

◆はからずもデビュー

「堅くてやわらかい議論」十字モデルくんとともに旅立ちました。
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フィンランドの友人たちが進めているプロジェクトで、十字モデル(英訳はMCC)をとりあげてくれたので、いろいろ説明していたら、教員免許状更新講習の「ワークショップ:議論のデザイン」とつながりました! 意外な展開に自分でも驚いています。

◆英語ですが、こちらからどうぞ◆
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by tomac | 2009-08-21 20:50 | わくわくフィンランド

◆ひさびさフィンランド

b0046050_1292779.jpgフィンランドの友人たちとは、かれこれ5年のお付き合いになりますが、これまでの断片的な諸々が、いよいよ一つにつながっていくのかな?という感じです。国際共同研究って双方のタイミングが一致しないと長続きしないものですが、先方のプロジェクトに「堅くてやわらかい議論」(←議論のデザインのコンセプト)がうまくのっかるかもしれません。教員免許状更新講習の経験と写真が効いたみたいです(^^)v
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by tomac | 2009-08-18 12:39 | わくわくフィンランド

◆手ごたえをひしひしと感じます。

今回の【ワークショップ:議論のデザイン】は、教員免許状更新講習ですから、目的を次のように位置づけました。
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授業中の限られた時間内で生徒の意見を引き出し、つなぎ、建設的な議論へと導くためには専門的な知識と技能が不可欠です。どうすれば、生徒の自由な発言を尊重しつつ、授業内容から脱線しないように的確に方向づけることができるのでしょうか。どうすれば、発言力のある生徒だけでなく、苦手な生徒も安心して参加できる議論になるのでしょうか。このワークショップでは議論のデザインに関する方法論を体験的に学んでいただきます。
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もともと問題意識のある先生が応募されたわけで、当然ながら、参加費6000円(←大学が一律に設定)に見合う成果を期待されていたはずです。

はたして、期待に十分に応えられるだろうか・・・?という緊張感のせいか、前日はよく眠れませんでしたが、おかげさまで、たいへん実り豊かな一日となりました。

写真をご覧いただいても、「え? 議論しているようには見えないよ?」と思われるでしょうが(笑)、実は、そこがミソなんです。すべては、授業の時間的制約、参加者の心理的負担、そして学校現場ならではの人間関係の影響に配慮した工夫です。

少なくともこうすれば、日本の学校現場でも、知的コミュニケーション活動による知識構築が可能になることを実感していただけました。

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参加された先生方の自己評価によれば、中高の国語の先生はもちろん、他教科あるいは小学校低学年の先生も、それぞれの現場で活用する方法を見出してくれました。私の自己評価としては、これまで重ねてきた失敗と反省が活かされて、今回ようやく自分なりに達成感を得ることができました。

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ちなみに、先生方のふりかえりを読ませていただいて、ひらめいたことがあります。

議論ということばが持つ硬く荒々しいイメージと、十字のシンボルが持つ平和・博愛のイメージという、2つの相反するものを融合させようとして、あれこれ工夫しましょう、というのが「議論のデザイン」のコンセプトであり、そう考えると、「議論の十字」モデルという名称は、とても象徴的なんですねぇ。

ちょっとうれしい発見です。
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by tomac | 2009-08-09 12:51 | やわらかい議論ワークショップ

◆はじめての裁判員裁判と、議論のデザイン

はじめての裁判員裁判は、とっても濃い4日間でしたね。昨日判決が言い渡されて、裁判員を務められた方々の映像や肉声をテレビで見聞きすることができたので、「市民」ということばがいっそう生々しく感じられました。

報道を見ていてふと気づいたんですが、「判決が下される」という言い方をしなくなったのは意図的でしょうか? もはや、お上が判決を下すのとは違うのだから、という意味をこめて? ・・・いずれにせよ、一番印象的だったのは、

「練りに練られた第1回の裁判員裁判で、個人的には、改善点が見つからない」

という裁判員のコメントです。一人でもこれだけの評価を引き出せたなんて、もう大成功ではないでしょうか。そりゃあ、やってみなければわからないことはたくさんあるわけで、課題がいろいろ指摘されていますが、それもみんな貴重な成果ですよ。

この日のために、丁寧に準備を進めてこられた関係者の方々に、心からの敬意を表します。

偶然とはいえ、第1回教員免許状更新制の【ワークショップ:議論のデザイン】が明日開催されます。私は私の立ち居地で自分にできることをしよう、と改めて思った次第です。
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by tomac | 2009-08-07 10:12 | やわらかい議論ワークショップ

◆続・教え子さん(ありがたいことですね)

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そうね。十字モデルを広げるために自分なりにできることは、いろいろ工夫したり、活動を展開しているけれど、一番大事なことは、やっぱり、

「議論のデザインは学術の本ですので、本当に難しいです。議論の十字モデルを広げるために、簡単な説明を行い、そして応用の場を設定しなければなりません。でも、これは先生の仕事ではなく、我々のような開発者の役割です。ですので、勉強させていただいています。」

と言ってくれる人を育てていくことだな、って痛感しました。

それから、十字モデルに関して、もう一つ補足したい点があります。

「論理のしくみ図」は、個人の道具だから、わかりやすくマニュアル化しているけれど、「議論の十字モデル」<柔軟性>を何より重視しています。なぜなら、<複数の人で>つくることを前提とした場合、いろんなパターンに対応できないといけないからです。だから、「原子」「分子」のたとえを使ったり、ことば(言語)にも、イメージ(映像)にも、両方に対応できるようにしています。この点も「論理のしくみ図」との違いです。
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by tomac | 2009-08-06 12:51 | 大学院でめざすこと

◆教え子さん

突然ですが、留学生の「教え子」さん十字モデルを使った授業づくりに挑戦中です。定期的に送ってくれる進捗報告が楽しみとなっています。

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【進捗】
「思考モデル」と「議論モデル」で分けるなら、 前期の授業では、思考モデルの導入部分までしか出来ませんでした。 「議論モデル」に関しては、まだ触れていません。

【反省】
「議論のデザイン」を用いて、授業をさせていただきましたが、やり甲斐を感じながらも、たくさんの反省もしております。

■私自身「議論のデザイン」に関する理解が足りないため、全体像が見えてないまま、人に説明しようとしました。 その結果、「議論の十字モデル」は使いこなしたとしても、結局、表面的な情報しか伝えられなかったことが分かりました。

■(この言い方ですと、大変失礼にあたるかもしれませんが、)「議論のデザイン」の中身はいかに奥深いものであることをしみじみ感じました。
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失礼なんかじゃないよ~(笑)

「議論の十字モデル」を使いこなすことと、「議論のデザイン」の違いがわかったなら、すごく大きな一歩じゃない?

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お疲れさま。そして、進捗報告ありがとう。

●個人の頭の中で完結するのが「論理のしくみ図」で、同じことを<複数の人で>するのが「議論の十字モデル」です。 このとき、複数の人であるからこその難しさがあります。それを助けるのが「議論の十字モデル」です。

●口頭の話し合いでは、自分の考えをすばやく言語化できる人が有利ですが、ゆっくり考えてから発言したい人もいれば、視覚的情報(イメージ)を使って解釈したり表現したい人もいます。この人たちを排除するということは、結果的には、意思決定の成果を貧弱なものにします。だからこそ対等かつ建設的な議論の環境をつくるために、あらかじめ意味生成の法則にしたがって、そのプロセスを構造化するのです。


長くなるので、これくらいにしておきますね。 概念が抽象的すぎるので、簡単に理解できないのは無理もないことです。十字モデルをわかりやすく説明する本を早く書かないといけないね。でも、今の別の本の作業で精一杯で、そこまで余裕がないの…><。
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とはいうものの…

ただいま、せっせと【ワークショップ:議論のデザイン】の資料や教材を準備していますが、これをそのまま冊子にすれば、簡易テキストにはなるかもしれないな。
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by tomac | 2009-08-04 19:56 | 大学院でめざすこと

◆はじめての裁判員裁判

今日のニュースはこの話題でもちきりですね。これまでの裁判員制度に対する冷ややかな姿勢から考えると、意外なほど市民の関心が高いんだな、という印象を受けました。

裁判所の側には、歴史的な意義を認識しているがゆえにのことでしょうが、始める以上は失敗させるわけにはいかない、という責任感のようなものを感じました。

市民に裁判を開くという考え方は、司法の専門家にとってみれば、既得権を手放すようなものですよね。にもかかわらず、(少なくとも注目が集まっている今回は)とても丁寧に進められていることは尊敬に値します。だからこそ、市民も、これまでになく関心を寄せ始めたのかもしれません。

混乱する政治とは、あまりに対照的ですね・・・(^^;
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by tomac | 2009-08-03 22:20 | やわらかい議論ワークショップ

◆梅雨明け?

b0046050_19125522.gif梅雨明けが8月にくりこされるなんて、私の記憶では、これまで一度も経験したことがないと思います。梅雨に十分な雨が降らないと農作物が育たないといいますが、今年は長雨の日照不足で、野菜が打撃を受けているようですね。

晴れ間が続くと、蝉たちが勘違いして、ミーンミーンと鳴きだしますが、直後にやってくる大雨で流されてしまっているのでしょうか…?

梅雨明けの直前は雷が鳴ると聞いて育ちましたから、今年はまだだな、と思っていたら、今朝の豪雨ではゴロゴロと鳴っていましたよ。
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by tomac | 2009-08-01 19:20 | 日々の出来事
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