コミュニケーション能力と学び(覚え書き)

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◆サンデル教授、わざあり。

ハーバード白熱教室@東京大学、ご覧になりましたか? 実際に日本人の学生や市民が集う様子や、興奮して語る人たちの映像を見ると、盛り上がっているという実感がわきますね。東大生300人と一般枠の500人(10倍の倍率から選抜された方々)と聞いていましたが、発言した学生の多くは帰国子女あるいは留学経験者だろうな、という印象を受けました。その意味では、日本の大学の、ごく日常の授業とは、かなりギャップがあることは否めません。

けれども、サンデル教授の授業をメディアが取り上げてくれたことの影響力を考えれば、日本の市民性教育の発展への貢献の大きさははかりしれません。時差ボケもあったでしょうに、3時間半におよぶ議論の学び合いを実践してくださったサンデル教授に敬意と感謝の気持ちを表します。

サンデル教授の授業実践が、どれだけ高度に複雑な「わざ」なのか。要するに、「対話」をおこすこと(言葉と言葉をつなげること)それ自体がそう簡単にできることではなく、さらに、それを「学び」に発展させることはいっそう難易度が上がります。にもかかわらず、慣れない初めての聴衆を相手に「哲学」「倫理学」の本質に迫りながら、なおかつ、最後は「ヒロシマ」の問題に触れるところまで議論を発展させるなんて、さすが、ですね。

私は、学校現場の「対話による学び」の実践を追いかけて、現在その本を執筆中ですが、「対話による学び」の大学版(の一つの形)を見せていただきました。

ただし、今回の試みは極めて特殊なケースである点も書き添えておかないといけないでしょう。日本の一般的な大学の授業で、サンデル教授の「わざあり」授業を期待するのは現実的ではありません。日本の市民性教育のためにしなければならないことがまだまだあるな、と思いました。


◆サンデル教授の番組はこちら◆
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by tomac | 2010-09-27 12:40 | やわらかい議論ワークショップ

◆対話で授業する

第1回「コミュニケーションと能力」では、授業のはじめに昨年の受講生たちの声を紹介して、そのあと、今年の受講生の意見を求めました。みんな最初は遠慮がちで、恥ずかしそうに視線をそらしていましたが、ほどなく3人が手をあげて発言しましたよ。さらに、それぞれのコメントを聴いたほかの学生たちが拍手で応えるという、敬意とやさしさを感じるような「対話」が大教室を包みました。サンデル教授の「白熱教室」とはかなり雰囲気が違いますが、日本人の学生だってやり方を工夫すれば、こんなにも「やわらかい議論」ができるんだな~と感心しました。

◆サンデル教授の番組はこちら◆

●9月26日(日)NHK総合 午前0時50分~

増刊「きょうの世界」 いま“正義”を考える
~「白熱教室」サンデル教授に迫る~
【再放送】 

●9月26日(日)NHK教育 午後10時~11時29分

ETV特集「ハーバード白熱教室 in 東京大学(仮)」

●10月3日(日)NHK教育 午後6時~6時58分

ハーバード白熱教室 東京大学へ(仮)「前編」

●10月10日(日)NHK教育 午後6時~6時58分

ハーバード白熱教室 東京大学へ(仮)「後編」

●10月17日(日)NHK教育 午後6時~6時58分

「白熱教室の衝撃(仮)」
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by tomac | 2010-09-25 17:27 | 牧野ゼミ(対話デザイン)

◆ゼミ合宿(卒業研究・卒業制作の中間発表)

ゼミ合宿はゆったりとリラックスした学び合いの時間となりました。4回生の中間発表に3回生が質問やコメントをします。そのほか、対話デザインのオリエンテーションや、3回生のミニ発表、夜の親睦会と、メニューも充実して、みんなにとって楽しい2日間だったようですよ。

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by tomac | 2010-09-21 09:21 | 牧野ゼミ(卒業研究)

◆院生の学会デビュー

大学院生のYさんが、はじめての学会発表に挑戦しました。「いい経験になるから、やってごらんよ」という試みでしたが、本人にとっては、なんとまあ、当日までの1ヶ月はのどが乾いたままだった、というほどの重圧だったそうで…ごめんね(><)

発表直前は顔が青ざめ、表情がなくなっていたのに、本番になると、そんな緊張はまったく伝わってこないほど堂々と落ち着いていましたよ。発表後に会場の先生方から貴重なご質問、本質的なご指摘をいただくと、ものおじせずに、はきはきと応えていたので、私も驚いたくらいです。

どんなに緊張しようと、本番に強いのは何よりの才能ですね。本人はようやく解放されて疲れもひとしおだったでしょうが、「こんなにたくさん名刺をもらった」と喜んでいたので(笑)、がんばったかいがありましたね。おつかれさま(~_~)

◆こちらのページの一番最後です◆

対話の進化と「問い」の深まりを語るシナリオ教材の開発
大和恵子・牧野由香里(関西大学)

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by tomac | 2010-09-19 18:03 | 大学院でめざすこと

◆いよいよ対話デザイン2010

今年も「対話デザイン・プロジェクト」の季節がやってきました。昨年のゼミ合宿での試み「学生スタッフ養成講座」は、はじめての試みだっただけに試行錯誤はもちろんありましたが、先輩たちが自分たちの経験をふまえて、いろいろ工夫して準備してくれたので、プロジェクトの始動がとてもスムーズで本当に助かりました。

◆関連記事はこちら◆

ちなみに、スタッフジャケットの着用は2年前から始めましたが、最初はとりあえず無地の紫色、去年は代表メンバーがデザインしたイラストとロゴ入りの朱色、今年は有志チームが検討をかさねたユニフォームという感じの紺色になりましたよ。スタッフジャケットひとつとっても、毎年進化しているな~と実感します。
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by tomac | 2010-09-11 17:50 | 牧野ゼミ(対話デザイン)

◆あこがれ

b0046050_16172119.gifかつては毎日毎日いつもいつもプールに通っていたほど泳ぐの好きだったはずなのですが、ここ数年は水と無縁の生活が続いていました。けれども、「かなづちの人(母)につきそう」という状況が手伝って、本当にひさしぶりに水着を着る気になりましたよ。うーん、やっぱり、水の中っていいですねえ。解放されます。おかげで、またプールに通う気になりましたし、母も「浮けるようになった」と喜んでおります。ささやかな親孝行ということで。
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by tomac | 2010-09-04 11:17 | 日々の出来事
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